宗像市宮田の県道503号線沿いにある「とんこや」は、人気の海鮮居酒屋です。
その駐車場になっている店舗裏手に、2022年8月「Tonkoya　FISH　MARKET（トンコヤフィッシュマーケット）」が鮮魚店としてオープンしました。
ここでは、鮮魚はもちろん刺身・寿司・総菜などが販売されていて、店内は買い物客でにぎわいます。
それ以上に人気なのが、新鮮な海鮮をつかったランチメニューです。
今回、絶品と評判の海鮮丼をいただくためたずねました。

◇「Tonkoya　FISH　MARKET」店舗外観

「Tonkoya　FISH　MARKET」は、県道503号線沿いにある海鮮居酒屋とんこやの駐車場の奥にあるので、見のがさないように看板に注意しながらすすみます。

木のぬくもりを感じさせる「Tonkoya　FISH　MARKET」の外観は、ガラス張りになっていて、開放感があります。

入り口に本日のおすすめの鮮魚が表示されていました。

ランチを目当てに来た人は、かならず入り口で名前を書いて順番を待ちます。

◇店内は大盛況

入り口で名前を書いて順番待ちをしている間、店内を拝見しました。
天井はたかく天然木の梁（はり）を見せ、海を思わせる青と白を基調とした内装は、清潔感がありゆったりと過ごせる空間になっています。
右手奥はレジスペースですが、やはりブルーで大きく描かれた「Tonkoya」のロゴが印象的です。

店内中央に配置された冷蔵ショーケースには、テイクアウトできる寿司をはじめ揚げ物など種類豊富な総菜が並べられています。

鮮魚店らしく「しらすピザ」といった商品も見つけました。

こちらは本日おススメのアジ・カマス・殻付きカキで、氷の上に新鮮そのものの姿をみせています。

厳選こだわりのお刺身コーナーです。
見ているだけで食感が伝わるような、鮮魚店ならではの活きのいい刺し身がならんでいます。

オープンを待って来店する人たちで店内はにぎわい、商品がドンドン売れていくようです。

現在は地元の農家さんが生産する野菜も入り口近くにレイアウトされていて、リーズナブルな価格で販売されているので、お惣菜といっしょに買ってかえるといいですね。

ランチをすませた来店客も、おのずとテイクアウト商品のディスプレイに引き寄せられて、購買意欲をかき立てられているようです。
おいしいランチを満喫した後に、夕飯の準備もできるのは、ありがたいマーケットだと思います。

◇イートインスペース

オープン当初は12席だったイートインスペースを20席に拡大したそうですが、席は常に満席で順番待ちの列がなくなることはなく、評判の高さがわかります。

名前を呼ばれたので、食券販売機でメニューを決めてチケットを買います。

2種類ある寿司定食はどちらもすでに完売です。

特に1日10食限定の「とんこや日本一特盛寿司（税込み2,980円）」は、新鮮ネタのビッグサイズのにぎり寿司がいただけると、SNSやメディアでも取り上げられるほどの人気メニューです。

こちらは次回のお楽しみにして、今回は人気ランキング上位の特上海鮮丼（1,980円）か大海老天丼（1,380円）かで迷った結果、やはり海鮮丼をいただくことにしました。

＊一番人気の特上海鮮丼

特上海鮮丼には、あら汁・小鉢・漬物がついていて、テーブルに運ばれてきたときには思わず“オー”と歓声をもらしてしまいました。

程よい酸味のすし飯にのせられた、見た目にも美しい海鮮の数々に、まず魅了されます。
この日のネタは
・カンパチ
・サーモン
・カツオ
・本マグロ（赤身）
・天然真ダイ
・サワラ
・中トロ
・ホタテ
・イクラ
なんと全9種類という実に豪華なラインナップです。
鮮度抜群のネタはどれも言葉にならない食べごたえとおいしさで、満足の一言につきます。

あら汁にはサーモンとカンパチのあらでしょうか、大きな切り身が入っていて、うま味たっぷりの出汁とともにおいしくいただきました。

漬物は柴漬け、小鉢はきんぴらごぼうと、箸休めにピッタリです。

食事をしていると「やっぱりおいしい」という声があちこちのテーブルから聞こえてきて、リピーターが多いことがわかります。

豪華な海鮮丼を定食でいただき、胃も心も満たされて言いようのない幸せを感じます。
まだまだ席をまつ人の列は途切れず、おいしさの余韻を感じつつ席を立ちました。

とんこやは鮮魚店として昭和25年に創業以来50年間、魚と向きあいながら営業をつづけています。

Tonkoya　FISH　MARKET店長の魚住さんは「魚のうまさを知り尽くした社長自ら、またスタッフが長浜鮮魚市場に毎朝行って目利きし、厳選した鮮魚だけを直接仕入れて、自信をもって提供しています」と、魚介類の鮮度の良さには、どこにも負けないという熱い思いを話してくれました。

だからこそ、イートインもテイクアウトも手を抜くことのないおいしさに、消費者が引き寄せられてくるのでしょう。
並んでも待っても、何度でも食べたくなる「Tonkoya　FISH　MARKET」で、ランチタイムを楽しんでみてはいかがでしょう。