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【宗像市】雨が似合うアジサイ咲き誇る鎮国寺!奥の院から山門までゆっくり散策してリラックス効果満点♫

kekko地域情報発信ライター(宗像市・福津市)

花の寺として知られる「鎮国寺」は梅雨の時期をむかえた今、アジサイの花が見ごろです。
先月「宗像まんきつ周遊バス」を利用して、鮮やかな新緑にかこまれる鎮国寺を楽しんできました。
周遊バスの運行が好評で6月16日までの予定が30日まで延長されたと知り、絶好のチャンスと思い雨予報の中再度たずねることにしました。

◇鎮国寺境内

午前中降り続いた雨はあがり、バスに乗るころにはうっすら薄日もさして、ワクワク気分で「鎮国寺」に到着です。

駐車場から境内に向かう入り口で、阿形(あぎょう)・吽形(うんぎょう)一対の金剛力士像(仁王像)がでむかえてくれます。
阿形像の台座近くにはみごとにアジサイが咲いていて、さっそく来た甲斐を感じました。

アジサイの品種はくわしくないので、ガクアジサイと本アジサイの区別くらいしかわかりません。
それでも花は観るものにわけへだてなく、いやしを与えてくれています。

境内のところどころにベンチが設置されていて、参拝客への気づかいに感謝です。

色とりどりのアジサイの花を観賞しながら、境内にたくさんのアジサイが育てられていたことに、あらためて気づいておどろきました。

売店・一休庵の横には、勤勉で親孝行であったと宗像市史に残る「武丸 正助(たけまるしょうすけ)」の石像があります。
その正助さんの精神をたたえるかのように、誇らしく咲くアジサイの花が印象的です。

◇花蓮との競演も

護摩堂の前にならぶ鉢に花蓮(はなはす)が育てられています。

今月末から8月下旬にかけて早朝に花を咲かせる、とはり紙がされていたので、そのころにまた来たいものです。

中には大きなつぼみをつけているものもあり、美しい姿を連想せずにはいられません。

アジサイとの競演をうかがわせるように、小さな花を咲かせた水鉢が置かれていました。

◇奥の院へ

前回、周遊バスの発車時刻の関係で、足を延ばせなかった奥の院。
幸い雨が落ちてくる気配もないので、おまいりすることにしました。
参道で咲き乱れるようなアジサイの花に出会えられるのは、この時期ならではのことでしょう。

汗をふきながら長い参道をのぼって奥の院にたどり着きます。

深い緑にかこまれたお堂の前にたつと、パワースポットならではの神聖な空気を全身で感じます。

人の気配のない境内、ここにもアジサイが花咲いていて、歓迎してくれているようで来てよかったと思う瞬間です。

◇境内にもどる

雨で山の水のながれが激しくなっているらしく、いつになく瀬音が大きく響いています。
路肩に赤いものが動いているのでよく見ると、カニがあわてて巣穴に身をかくそうとしているようです。
すっかり驚かせてしまったようですね。

奥の院からもとの境内にもどると、木の根元に小さな立てかんばんを見つけました。

樅(もみ)の木 「マツ科」
幹回り 3.75メートル
樹齢 400~500年か?
手を当ててパワーを頂いて下さい。

と書いてあります。

見上げると、どこまでも高い樹木にはパワーがみなぎっているようで、アドバイスのとおり幹に手を当てて目を閉じてみます。
奥の院でパワーをいただいて、ここでまたパワーを充電することになり、力強いかぎりです。

◇山門まで

往きは周遊バスが駐車場まで運んでくれたので、帰りは山門に向かって階段をおりることにしました。
右手の土手は春になるとツツジが一面に咲いて、遠方からでもその美しさをながめられるほどです。

急で長い階段をすべらないように、ゆっくりと降りていきます。
途中、木々の緑がほかの樹木やアジサイとのコントラストをみせて、ため息が出るほどの絶景です。

アジサイの大きな株が花を咲かせているのを横目でみながら、見送られるように山門へ向かいます。

いつも車をつかって参詣(さんけい)するので山門をくぐったことはありません。
しかし、この山門が鎮国寺の表玄関ともいう場所であり、長い階段が本参道です。
いつかはこちらから、うかがってみたいと思いながら、はたせていませんでした。
今度はツツジの花が咲くころに、もう一度この山門から参道をすすんでみたいと思います。

今にも雨が降りだしそうな空模様の中、傘をさすこともなく、ゆっくりと静かに鎮国寺参詣ができました。
雨にぬれた石畳を歩きながら、アジサイの花が楽しめる、この時期の鎮国寺を訪ねるのも素敵です。

◆鎮国寺について
所在地/〒811-3506 宗像市吉田966
電 話/0940-62-0111
アクセス/JR東郷駅から車で10分
     宗像大社から徒歩10分
公式ホームページ














地域情報発信ライター(宗像市・福津市)

宗像市、福津市のあらゆる情報や魅力を余すところなく紹介、発信するライターとして活動して参ります。

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