【神戸市長田区】鬼が主役!長田神社の節分祭、近くにはもちもち食感が人気のういろのお店も
節分といえば豆を撒き鬼を追い払うのが一般的。でも、長田神社では、鬼は忌み嫌われる存在ではなく神々のお使いであり、神々に代わって全ての災を払い清めてくれます。2024年2月3日に訪れましたが、来年行かれる方の参考になればと思い、動画とともにご紹介させていただきます。近くにはういろが人気の和菓子店も!
長田神社は、神戸市営地下鉄長田駅、神戸高速鉄道高速長田駅から北へ徒歩約7分。節分祭が行われる毎年2月3日には露店も並びますが数はそれほど多くはありません。
節分祭は12時半開始。室町時代に始まったとされる県指定重要無形民俗文化財の「古式追儺式」の神事は13時半から17時頃まで行われます。かなりの長時間なのでいつ行けばいいのか迷いますが、たいまつ授与の列がすごいことになっているので、たいまつ授与目的ならできるだけ早く行かれることをおすすめします。
この地域では、1年間の平穏無事を祈り、ミニサイズのたいまつを玄関先に吊るす風習が昔からあります。
厄除けうどんや厄除け餅もふるまわれます。
「古式追儺式」が行われる社殿へ。
足の踏み場もないほどの多くの人が社殿の前に。鬼が登場する14時頃の状況です。
太鼓、ほら貝の音に合せて、鬼が右手に麦藁(むぎわら)で作ったたいまつを持ち、踊りながら登場。最終的には前日に須磨海岸で身を清めた下記の七匹の鬼が登場します。
一番太郎鬼(いちばんたろうおに)
赤鬼 (あかおに)
青鬼(あおおに)
姥鬼(うばおに)
呆助鬼(ほおすけおに)
大役鬼の餅割鬼(もちわりおに)
尻くじり鬼(しりくじりおに)
参拝者はたいまつの灰をかぶり祓を受けますが、このように鬼が参拝者の頭や背中を直接撫でている場面も。まさに鬼が主役の節分の行事。鬼を追い払う一般的な節分の鬼払いとは全然違いますね。
一番太郎鬼の舞の様子を動画でどうぞ。
一番太郎鬼が去るまで見ていましたが、このあと、他の鬼も登場。皆揃っての演舞が繰り広げられ、18時頃からは餅割行事が行われます。この様子は、神戸新聞社の動画でご覧ください。
長田神社に行ったらぜひ寄りたい!参道にある「長田のういろや」
最後に長田神社の参道にある人気の和菓子店をご紹介。
以前、「神戸でういろうと言えばこれ!モッチモチの「長田のういろや」のういろ」という記事でもご紹介しましたが、人気の店だけに節分の日にはひっきりなしにお客さんが来ていました。火曜日は定休日です。(変更する場合もあります)
この日は店頭にも人気のういろとミニ羊羹が並べられていました。なお、こちらのお店では「ういろう」ではなく「ういろ」。名古屋でも、青柳は「ういろう」、大須は「ういろ」とお店によって呼び方が違っています。
「白」と「抹茶」の2種類があり、1つ500円(税込)。
別記事で抹茶味を詳しく紹介していますが、とにかくこちらのういろは、もっちもちの食感で、名古屋のういろうとは全然違います。今回は「白」を購入。
ぷるんぷるん具合がわかるよう動画で♪
前の記事では、長田区の本店でしか買えないと書いていましたが、新長田駅前の東急プラザ地下にある西友の和菓子のところでも販売されています。直営店ではないですが、こちらでも常時買えるようです。(2024年2月3日に確認)
また、神戸阪急地下の銘菓日本の味のコーナーや阪神梅田本店でもごくたまに売られているようです(2024年1月下旬に確認)。見つけたらラッキーですね。
基本情報
イベント名:節分祭・古式追儺式神事
場所:長田神社
日時:2024年2月3日(土) ※毎年2月3日に開催
アクセス:神戸市営地下鉄長田駅、神戸高速鉄道高速長田駅から北へ徒歩約7分。近くに市バスの停留所もあります。
長田神社 公式サイト
長田のういろや 公式X 火曜日は定休日