豆腐を搾って水分を切った状態で砂糖や卵などを混ぜてカステラ状に焼いた、秋田の名物菓子、「豆腐カステラ」。秋田県出身・在住の筆者は幼いころから、おかずとして食卓に並んでいたので、いまさら「豆腐カステラ」と言われても、ふ～んくらいの興味度であります。

しかし、先日食べた豆腐カステラは、何かが違いました。

有限会社 渡部食品工業（横手市）さんが製造している豆腐カステラです。道の駅十文字で購入し、価格は３８０円（税込）でした。この日は小腹が空いていて、ちょっぴり甘いものを欲していたので、この豆腐カステラに。

実家で提供される豆腐カステラはお皿に並べられていましたが、この豆腐カステラはなんとパックで小分けされていました。そのため、開封してパックに包んだまま気軽に食べることができるのです。"手を汚さず食べることができる豆腐カステラ"は初めてだったので、少し感動する筆者。〇〇バーや、焼き菓子を食べるみたいです。

開封してわかったのですが、実家で提供されていた豆腐カステラとは"鮮度"が違いました。実家のは、パッケージから開封して（または手作りして）お皿に並べられていたので、少し乾燥気味...。ですが渡部食品工業さんの豆腐カステラは、開封するとプリップリの鮮度を保っているではありませんか。光沢感がありました。

試しに一口いただくと、プリップリでギュッと締まった豆腐の食感が筆者に感動を与えます。なるほど、これまで（実家で）食べていた豆腐カステラは、本物ではなかったのかもしれない...。

水分量もあるため、カステラ由来の甘さも、いつもよりダイレクトに感じられる気がしてきました。豆腐カステラ、これが本来の"おいしさ"だったのかもしれません。ごちそうさまでした。また購入しようと思います。

この記事を見ているみなさんも、渡部食品工業さんの豆腐カステラを見かけた際は、手に取ってみてください！