【函館市】こんな場所に道路もあったとは! 迫力満点の「柱状節理」を見ることができます!
こちらは、日浦町(ひうらちょう)にある「函館市指定文化財」にも指定されている「道南金剛」です。
函館中心部から恵山方面へ向かう途中の道道41号線の「日浦洞門」の7つ目のトンネルを抜けると、安山岩質の凝灰角レキ岩「柱状節理(ちょうじょうせつり)」が陸側と海側の両方に現れます。
※「柱状節理」とは、火山から流れ出た溶岩やマグマが冷えて固まったときにできる規則正しい柱のような割れ目のことです。
こちらは、1984年ころまで採石場として使われていた場所の跡地です。
「柱状節理」は、道道41号線の「日浦洞門」より函館側の日浦トンネルをすぎてすぐに右折して突端まで進んだところにある岬「日浦岬」でも見る事ができます。
灯台へと進む道の途中にある橋は立ち入り禁止となっていますのでこれ以上先に進めません。
立入禁止になっていない方に進むと、その周囲にも迫力のある「柱状節理」を目にすることができました。
さらに海側に行ってみると基盤が陥没して路盤がバキバキに折れている廃道がありました。
この崩れやすい地盤、海のすぐ横に道があったのかと思うと不思議な気がして調べてみると、1928年頃に開通して1933年には道路が陥没していたようです。
とても見ごたえのある迫力のある光景なのですが崩れやすい地形の場所ですので、いつ落石が起きるかわかりません。
実際に横を通っていた時にも少し崩れてきたのですぐに戻りました。
行かれる方はむやみに近寄らず、くれぐれも自己責任でご覧ください。