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囲碁名人戦・盤外小咄 対局が終わったその夜

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
対局室検分をする井山裕太棋聖(左)と芝野虎丸名人=2020年9月28日、筆者撮影

名人戦第4局が9月29、30日に打たれ、挑戦者の井山裕太棋聖が芝野虎丸名人に勝って、名人返り咲きまであと1勝としました。

勝負がついたその夜、両対局者はどう過ごしたのでしょうか。

19時2分に終局し、検討が終わったのが19時30分。それから打ち上げになりました。

夕食がおわると、芝野虎丸名人は自室に記録係の西岡正織二段を招き、ふたりで

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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