【堺市北区】「天地返し」工法とは?! 6世紀前半の築造と考えられているドンチャ山古墳
堺市北区百舌鳥陵南町の陵南中央公園内にある古墳「ドンチャ山古墳」は、目と鼻の先に「正楽寺山古墳」もあり、並んでいると言ってもいいくらい近いです。
「ドンチャ山古墳」はよく聞く「前方後円墳」ではなく「円墳」で、6世紀前半築造と考えられています。墳丘径26m、高さは3mです。
写真ではわかりにくいのですが、墳丘は実は2段築成だそうです。また、墳丘の盛土が地表面の土を掘り返して積みなおす「天地返し」と呼ばれる特徴的な盛土工法になっているそうです。まるで畑を耕すみたいですね?
"この古墳は大型の前方後円墳が築かれなくなった6世紀前半の築造と考えられています"と説明板にあるように、6世紀になると大きな古墳が作られなくなったんですね。史跡名称は「正楽寺山古墳」と同じ「百舌鳥古墳群」です。
●ドンチャ山古墳●
〒591-8034 大阪府堺市北区百舌鳥陵南町3丁263