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【横浜市】横浜市内できのこ狩り!シイタケの季節がやってきた/金沢文庫・永島農園

krayskyライター/東京神奈川行ったり来たり(横浜市)

金沢文庫駅からバスで5分ほど。永島農園(横浜市金沢区)では、10月から春にかけてシイタケ狩りを開催している。ほどよい自然の中で、秋のアクティビティはいかが?シイタケ狩りは、前日正午までに永島農園のホームページなどから要予約。

訪れたのは、晴天に恵まれた10月初旬。農園入口に着いただけで、青空と樹木の緑で心地よい!

「きのこ狩り受付はこちら」の表示にしたがって敷地内を進む。この建物は直売所にもなっていて、シイタケやキクラゲ、きのこの加工品などが購入できる。予約名を伝え、受付を済ませる。

シイタケ狩りの会場は、ビニールハウス。ごく一般的な農家の風景に見えるが…。

中には所狭しと、シイタケ栽培のブロックが置かれている!

はじめに簡単な説明を5分ほど受け、あとはビニール袋片手に自由に収穫となる。収穫後に重さを量り、100グラムあたり300円で購入するルール。入場料などはかからない。

シイタケはニョキニョキと、ブロックの横から上から出ている!こちらのシイタケは、ブロックの菌床に育つ「菌床栽培」。ビニールハウス内は、ミストで湿度が保たれており、しっとりとしている。この日はシーズン開始直後だったが、秋が深まるにつれてシイタケの生長が進むという。

根元の石突き(いしづき)の部分を持って、ひねるようにブロックから取る。肉厚でおいしそうなものはどれかな…無心になってきのこと向き合う時間。

5月頃から10月にかけては、同じビニールハウス内でキクラゲ狩りも行われている。この日はシーズン終盤で残っていたキクラゲも、少し収穫させてもらった。こちらも収穫した分の重さに応じて料金を支払う。

キクラゲはビロードのような手触りで、ひんやりと湿っている。初めて触ったときには思わず「ひゃっっ!」と声が出た。形はさすが「木耳(きくらげ)」と書くだけある。こちらもシイタケ同様、根元を持ってねじるように収穫。

収穫時間は30分弱。しかしシイタケとキクラゲを見つめ続けたことで、30分とは思えないほどの気分転換になった。

直売所に戻り、収穫したシイタケとキクラゲをそれぞれ計量してもらい、支払いを済ませる。干しキクラゲや、きのこを使ったパスタキットなど、お土産も購入可能。

横浜の地で古くから農業をしているという永島農園。敷地内には防空壕が保存されており、見学ができる。自然に触れ、きのこに触れ、歴史に触れ、あまりにも充実した半日となった。

自宅に戻ったら、収穫当日のきのこを味わう!

シンプルに焼きシイタケに。トースターで焼いてみると、水分がすごい!まずは塩を軽く振って、いくつか頬張る。ジューシーで臭みのない、素直な旨みを堪能。

次に醤油をかけてみると、醤油のはじき方がすごい!鮮度の大切さと、採ったその日に食べることの贅沢を味わった夜。

キクラゲの方は、農園でもらったレシピを参考にして、タコとキムチを入れたサラダに。こちらも収穫したてなので、水分量が豊富。タコのプルプルとした部分に似た食感だ。

出汁に豆腐やショウガ、シイタケの石突きを入れて和風に。

交通アクセスが良好で、気軽に計画できるのも魅力。休みの日に2時間あれば、十分楽しめる。開催日程と予約はホームページから。日曜定休。

<施設情報>
永島農園
住所:横浜市金沢区釜利谷東7-6-17
アクセス:金沢文庫駅から京浜急行バス。文5・10・11系統の「坂本」バス停から徒歩1分。
永島農園 ホームページ
※シイタケ狩りは10月~5月GW頃、キクラゲ狩りは5月~10月頃。天候や気温などによる変更も。ホームページなどから予約のうえ参加。料金は収穫した分量に応じて、100グラムごとに300円を支払う。

ライター/東京神奈川行ったり来たり(横浜市)

東京生まれ、東京&神奈川&アメリカ大陸育ち。出版社やメーカー勤務を経て、好奇心とともに東奔西走。好きな言葉は「一石二鳥」「三つ子の魂百まで」。文化/日本語/フィクションとノンフィクション/経済的/すこやかな生活。

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