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【田原市】リトミックって?親子が集う児童センターで毎月第4金曜日に開催!音楽に合わせて動いてみよう

みさとライター(田原市)

子どもの成長を見守るのは嬉しいもの。だからこそ、「小さな子どもをどこで遊ばせたらいいの?」「赤ちゃんとどうやって1日を過ごそう?」「気軽に赤ちゃん連れで参加できる集まりはないかな?」そんな風に思うこともあるでしょう。

田原児童センターでは、親子が安心して立ち寄り楽しめるように、毎月様々な取組みやイベントが催されています。今回はその中のひとつ、親子リトミックを紹介したいと思います。

音楽を通してホッとできる場に

12月20日(金)に開催された親子リトミックを見学してきました。

田原児童センターの場所は、築出の信号(イエローハット田原店近く)から西に徒歩5分ほどの所です。

親子リトミックの開催場所は一番奥の部屋です。ピアノの側にはくまちゃん。毎回参加します。
親子リトミックの開催場所は一番奥の部屋です。ピアノの側にはくまちゃん。毎回参加します。

「リトミック」って聞いたことはあるけれど、どんなことをするんだろう?

「教室では、親子で触れあったり、一緒に音楽に合わせて体を動かしたりします」と教えてくれたのは講師の佐藤さん。以前は中学校の先生だったそう。田原児童センターでは2015年から親子リトミック教室を開いています。

「リトミックは子どもの『やってみたい』気持ちを大切に、音楽を通して想像力や協調性を育みます」

体を動かすと表情も動く

12月ののテーマは「楽しいクリスマス」。

1歳までのクラスでは、お父さんお母さんが赤ちゃんを抱っこ。雪やこんこん、きらきら星、赤鼻のトナカイなど季節の歌に合わせて、楽器を鳴らしたり動いたりしました。

クリスマスツリーを、ふわふわスカーフで飾りました。
クリスマスツリーを、ふわふわスカーフで飾りました。
赤や緑、紫の赤ちゃんの手のひらサイズのマラカスは人気のアイテム。
赤や緑、紫の赤ちゃんの手のひらサイズのマラカスは人気のアイテム。

すっぽりくるんと、お母さんに抱っこされた赤ちゃん、どんな風に音やリズムを感じているんだろう。
すっぽりくるんと、お母さんに抱っこされた赤ちゃん、どんな風に音やリズムを感じているんだろう。

最初はきょとんとした赤ちゃん。ピアノの音が鳴り、お母さんに包まれて体をゆらゆらしたり、マラカスをシャカシャカしたりしているうちに、時おりパッと笑顔に。

お父さんお母さんは、何度も赤ちゃんの顔を覗き込みます。赤ちゃんを抱っこして、音楽に合わせて動いていると、だんだんと表情が緩んできた様子。体を動かすと、表情も変化するんだなぁと思いました。

自由に動ける!

1歳以上のクラスは、お母さんより先に走って来る子、お母さんの手を引っ張ってくる子、それぞれのペースで部屋に集まりました。

興味があるものに触れた後はお母さんの膝の上。お母さんが居てくれると安心安心。「赤鼻のトナカイ」に合わせてベルを鳴らしました。
興味があるものに触れた後はお母さんの膝の上。お母さんが居てくれると安心安心。「赤鼻のトナカイ」に合わせてベルを鳴らしました。
タオルを使ってシュッポシュッポ汽車に乗ります。曲は「貨物列車」。
タオルを使ってシュッポシュッポ汽車に乗ります。曲は「貨物列車」。

届くかな?シールをペッタン、楽しそう。
届くかな?シールをペッタン、楽しそう。

腕を振って鈴を鳴らします。
腕を振って鈴を鳴らします。

最後はスカーフのメレンゲにベルやマラカスで飾りつけ。「おめでとうクリスマス」の曲が流れる中でクリスマスケーキを作りました。
最後はスカーフのメレンゲにベルやマラカスで飾りつけ。「おめでとうクリスマス」の曲が流れる中でクリスマスケーキを作りました。

トントントンッと自分の足で掛けていく子ども達。お母さんの膝にもどりながら、どんどん興味に向かっていきます。楽器を手に取り、ピアノの音に振り向き、スカーフを広げ、リズムに体を揺らしました。

親子リトミックの魅力

リトミックの魅力はなんだろう?佐藤さんに聞いてみました。

「細かな理屈ではないところがいいと思います。音楽を全身で感じて、リズムや音に反応して…体が動いたり、お母さんや子ども達が笑顔になったりした時は嬉しくなります」

ドもレもミもひとくくりにすれば「ピアノの音」ですが、同じ音や曲でも、その時々に音が跳ねていたり重かったり、長かったり短かったり、力強かったり弱かったり。

赤ちゃんや小さな子ども達は、ピアノの音以外にも、窓から入る光やお母さんの体温など、きっとたくさん受け取っているんだろうなぁと思いました。音楽を感じて表現するリトミック、興味深いです。

見守りの中で

オムツ交換やミルクの時間、赤ちゃんの体調や機嫌、赤ちゃんや小さな子と一緒のお出かけは、なかなかスムーズにはいきません。やっと用意が整って出発、と思ったら寝ている…!なんて場合も。子育てをきっかけに初めて行く場所もあり、戸惑うこともあるでしょう。

田原児童センターには、ブロックなど玩具や絵本があり、時間通りに到着できなくても、立ち寄って遊んだり気持ちを落ち着けたり、赤ちゃんやお母さんのペースでリトミックに参加することができます。職員さんも見守り、声をかけてくれます。

親子リトミックでは、親子のふれあいを大切に、季節の歌やピアノに合わせて、楽器を鳴らしたり体を動かしたりします。

子どものを一緒に見守ってくれる人や場所があると、ホッとするし心強いです。お母さん同士が出会う場にもなるかもしれません。

1歳と2歳のお子さんを連れているお母さんは、「娘はリズムに合わせて動くのが好きで、今日は2回目の参加です」と話されていました。兄弟を一緒に連れてこれるのもいいですね。

「お母さんとお子さんが安心して過ごせるひと時になるといいなと思います」と佐藤さん。1月は「鬼はそと、福はうち」をテーマに、1/24(金)に開催します。

親子リトミック教室

日時:毎月第4週の金曜日

10時30分~0歳クラス

11時10分~1歳以上クラス

持ち物:フェイスタオル(音楽に合わせて引っ張ったり丸めたりして使います)

1月の申し込みは1/10~先着順、各回7組。電話か直接受付まで/田原児童センター:0531-23-4761

リトミック・プレピアノ教室

田原児童センター

所在:地田原市田原町築出25-1

開館時間:水曜日~日曜日/午前10時~12時、12時~17時

休館日:月曜日・火曜日、お盆(8/13~8/15)、年末年始(12/28~1/4)

駐車場:22台

対象:0歳~18歳までの児童

※小学校入学前の児童と田原市外の小学生には付き添いが必要です。

取材協力:講師の佐藤さん、親子リトミックに参加された皆さん、田原児童センターの皆さん

ライター(田原市)

関西から愛知県に移り住んで17年。2013年から田原市で暮らしています。グルメ・スポット・イベントなど、生活や子育てが昨日よりちょっと楽しくなるような地域情報を伝えていきたいです。

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