週末は関東内陸で体温を上回る猛暑のおそれも
梅雨の晴れ間と夏至直前の強烈な日差し
上図はあす17日(土)午前9時の予想天気図です。このところ不安定な天気をもたらした上空の寒気は東へ抜け、本州付近は高気圧に覆われるため、梅雨の晴れ間が広がるでしょう。梅雨の晴れ間というよりは、雲も少なく、しっかりと晴れる所が多くなりそうです。
梅雨時は、晴れれば、もちろん強い日差しが照りつけますが、来週21日(水)は一年で最も太陽高度の高い夏至となるため、6月中旬ともなると、昼前後はかなり強烈な日差しが照りつけるでしょう。さらに大陸から日本海を通り、上空に暖気が流れ込む予想で、特に強い暖気が流れ込む東日本を中心に厳しい暑さとなりそうです。
あす17日(土)は広く真夏日に
上図はあす17日(土)午後2時の気温予想で、関東の広い範囲に赤色で示す30度以上の真夏日領域が広がっています。
あさって18日(日)は広く猛暑日の可能性も
あさって18日(日)になると、さらに上昇し、群馬、埼玉、栃木などの内陸を中心に、紫色で示す35度以上の猛暑日領域が予想されています。
体温を上回る猛暑か?
ウェザーマップが発表している予想最高気温では、あす17日(土)は前橋、桐生、伊勢崎などで34度が予想されており、東京都心も31度の予想です。
さらにあさって18日(日)になると一段と上昇し、桐生、伊勢崎で38度、前橋、熊谷で37度など、体温並み、あるいは体温を上回るような猛暑が予想されています。この予想気温は、上空の暖気や風向きの状況により誤差が生じるため、ここまで上がらない可能性もある一方、もう少し上がり、40度近くまで上がる計算もあります。
ことし、これまでの全国の最高気温は、福島県梁川の36.2度、また関東の最高気温は、群馬県伊勢崎の35.1度で、ともに5月18日に観測しています。週末はこれらを上回る猛暑となるかもしれません。
梅雨前線が南に下がっての梅雨晴れで、各地とも最小湿度は30%程度まで下がるため、比較的、からっとした暑さではありますが、強烈な日差しの照りつける昼前後を中心に、熱中症には十分な警戒が必要です。