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10時10分、決断のとき&日銀短観の考察etc=タカ派のFRBとトランプ時代の行方

窪園博俊時事通信社 解説委員

(第330号・2016年12月19日発行)

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_/_/ 目次 _/_/

・トピックス………………… 「10時10分、決断のとき」

「日銀短観の考察」

「雑記」

・ポイント…………………… 「タカ派のFRBとトランプ時代の行方」

■ トピックス ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

<10時10分、決断のとき>

米金利にあおられて円金利も上昇基調となり、日銀オペへの注目度が高まってきた。オファータイムの午前10時10分は金融市場局にとって「決断のとき」であり、先週はアナウンス付きの国債買い入れ増額が実施された。トランプ相場で日銀全体は安堵だが、金融市場局の悩みは深い。

もとより、執行部全体にとって、長期金利の上昇をけん制するオペは「ぜいたくな悩み」、「うれしい悲鳴」のたぐいで、現場の金融市場局だけが「悩み」と「悲鳴」を上げている構図だ。円高で長期金利が下がり、国債買い入れの減額でさらに円高が進む地獄に比べると、今は天国である。

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時事通信社 解説委員

1989年入社、外国経済部、ロンドン特派員、経済部などを経て現職。1997年から日銀記者クラブに所属して金融政策や市場動向、金融経済の動きを取材しています。金融政策、市場動向の背景などをなるべくわかりやすく解説していきます。言うまでもなく、こちらで書く内容は個人的な見解に基づくものです。よろしくお願いします。

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