ファーはシャンプーを使えばフワフワに洗える!衣替えに役立つ簡単おうちクリーニング
リアルファーの簡単おうちクリーニングです。
どこの家にもあるシャンプーとコンディショナーを使うと、テクニック要らずでフワフワに洗うことができます。
コートをクリーニングに出す時、ほんの少しリアルファーがついているだけでクリーニング代が跳ね上がったり、リアルファーの部分だけ洗濯を断られて持ち帰ったという経験をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
コートのフードについた取り外しできるもの、マフラーくらいの大きさなら、じつは髪の毛を洗うくらいの手間で自宅で洗えるんです。
シャンプーでリアルファーを洗う方法
必要なもの
・シャンプー(ペット用でもOK)
・コンディショナー(リンス)
・スチームアイロン
・洋服用のブラシ(なければヘアブラシでもOK)
リアルファーを洗う洗剤はシャンプーが最適
リアルファーの特徴は保温性、耐水性、通気性にすぐれていること。耐水性に優れてるなら、多少に水につけて洗っても大丈夫ということです。
そんなリアルファーを洗うのは専用の洗剤ではなく、人間の髪を洗うシャンプーとコンディショナー
なぜなら人間の髪の毛とリアルファーに使われる動物の毛は性質がよく似ているからです。
しかも、付着しやすい汚れも人間の汗や皮脂とほぼ同じ、これはシャンプーを利用しない手はないでしょう。
ただ、人間の髪はキューティクルが3〜4層もあり丈夫なのに対して、動物の毛は1〜2層しかないものもあったりして繊細です。
なのでシャンプーで洗えますが、普段髪を洗うよりも優しく洗うのがポイントです。
今回洗うのはコートのフードの取り外し可能なリアルファー
春には少し暑苦しいですからね、そろそろ衣替えです。
洗い方
①準備
容器に人肌程度のぬるま湯を溜めて、シャンプーをワンプッシュほど入れてよく混ぜて泡立てます。
②洗う
ファーを水の中に入れて、ゆっくりユラユラと揺らしたり、軽く握ったりしてやさしく洗います。赤ちゃんの髪を洗っているようなイメージで洗ってくださいね。
全体に泡がいき渡ったら洗い終わり。
③すすぎ
洗い終わったら、泡が出なくなるまで何度か水を変えてすすぎます。
④コーティング
衣類における柔軟剤のようなものです。
今回は柔軟剤の代わりにコンディショナーを使ってファーの表面を滑りやすくして、摩擦のダメージからファーを守るのが目的です。
水を張った容器にコンディショナー(リンス)をよく溶かして、ファーを浸けて全体にコンディショナーがいき渡るようにします。
あとは、1回だけキレイな水ですすいてください。
⑤脱水
脱水は絞らず、タオルドライします。
洗い終わったファーをバスタオルの上に置き、くるくると巻き込み軽く水気をとります。
水に濡れたファーは繊維切れやすく繊細ですので、あまり触れないように注意してください。
⑥乾燥
干す時は洗濯ピンチなどを使って干しますが、ファーではないところをピンチで止めてるようにしてください。
形を整えたくなりますが、濡れてる間は触らず我慢です。乾いてから補正できます。
もし挟む場所がないようでしたら、100円ショップでも売っているニット用の平干しネットなどを利用するとダメージなく干せます。
⑦仕上げ
完全に乾いたら洋服用のブラシで優しくブラッシング。
まずは毛並みに逆らって絡まったところをほぐすようにブラシをかけます。
次に毛並みにそって毛並みを整えるようにブラッシングします。
ここまででの作業で充分フワフワになりますが、あとひと押ししましょう♪
ただし、
リアルファーに限って使える裏技なので、フェイクファーには使えませんのでご注意ください。
アイロンをファーから5センチほど浮かせて、ファー全体に軽くスチームを当てます。
そのとき、直接ファーにアイロンがあたらないようにしてください。
スチームアイロンがない場合は鍋にお湯を沸かして出てくる湯気をあててもいいですが、火傷しないように厚手のゴム手袋を着用してくださいね。
フェイクファーに熱いスチームを当てると縮んでしまったりするので、スチームを当てることができるのはあくまでもリアルファーだけです。
全体にスチームをかけ終わったら、空気をたっぷりと含ませるように上下左右に振り捌けば仕上がりです。
どうでしょう驚くほどボリュームがアップしてフワフワになりました。
しかも良い香りがして手触りもきもちいい♪
少しの手間でクリーニング代の節約効果大!
リアルファーをクリーニングに出すと、毛皮専門のクリーニング業者に委託することがほとんどなので、どうしても追加料金が発生しまいます。
中にはファーの部分なんてほんの少しなのにプラス3,000円かかかると言われた場合もありました。
自宅で洗えたら大きな節約になりますよね。
面積の小さなフードの飾りについているファーやマフラーくらいなら、自宅でも簡単に洗えますので、ぜひチャレンジしてみてください。