浦和レッズが清水エスパルスを破り、サッカー王国対決を制して今季初の連勝
前節、鹿島アントラーズに2-1で勝利した浦和レッズは、アウェイで静岡県にあるIAIスタジアム日本平に乗り込んで、明治安田生命J1リーグ第8節、清水エスパルス戦に挑んだ。
戦前戦後からサッカーが盛んだった埼玉・浦和、静岡、広島はサッカー御三家と昔から呼ばれ、埼玉・浦和、静岡は今でもサッカーが盛んなサッカー王国と言われおり、サッカーにおけるライバルとして存在し続けている。浦和レッズ対清水エスパルス戦は、その歴史も背負った一戦となった。
10位の清水エスパルスは2勝2分3敗の勝ち点8得失点差-2で10位、12位の浦和レッズも2勝2分3敗の勝ち点8の得失点差-7で12位と、勝敗数が並んでいるチーム同士の対戦となった。
試合は、均衡した試合展開の中で39分に試合が動いた。山中亮輔の左コーナーキックをヘディングであわせた岩波拓也がゴールを決めて、浦和レッズが先制。今季初ゴールとなった岩波選手は試合後「チームが良い中でも自分のパフォーマンスには納得いっていない所があったので、やっとチームに貢献できた」と肩をなでおろしていた。試合は、そのまま前半を折り返した。
後半も連戦の中で、両チーム疲労の色が見える中で、お互いに決定機を作れないまま、試合終了間際の89分。杉本健勇が左からのクロスをダイレクトで右足を振りぬき、ボレーシュートがゴールに突き刺さって浦和レッズが追加点。
ゴールがなかなか決めらず苦しんでいた、杉本健勇選手は試合後に「自分がチームを勝たせたいという気持ち。点を取って勝たせたいという気持ちがある中で、なかなかうまくいかずに、なおかつチームが負けてしまうという状況が続いていたので、そこの歯がゆさはありました。今日は、途中からでしたけど、チームを助けることが出来て良かったと思います」と、安堵した表情を見せた。
試合は2-0でそのまま終了。浦和レッズが今季初の連勝を決めた。
試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「試合を通してうまくボールを握りながら支配が出来た」と連勝を喜んだ。
次節、浦和レッズは4月11日(日)ホームの埼玉スタジアム(さいたま市緑区)に戻ってのヴォルティス徳島戦に挑む。