魚釣りで魚が掛かった時のアワセの方向はどっちが正しいの?【右それとも左または上】
そんなの釣人の自由でしょw
まさにその通りなんですけど・・・
でも、魚釣りは、特に手竿での魚釣りはアワセが命です。アワセの良し悪しで魚が釣れるか否かが決まってしまいます。但し、アワセの方向は釣り場の状況によっては特定の方向にしか出来ないと言う事もあります。
●アワセの方向に関係する釣り場の状況とは
- 1:周囲の障害物や他の釣人
- 2:風が吹いてくる方向
上記の2点がアワセの方向の決定での大きな要因となります。1のケースではアワセの方向はかなり限定されてしまいます。例えば自分の両側の近くに他の釣人が居る場合です。この場合にはアワセは上方向にしか行えません。
2のケースでは周囲が開けていて近くに障害物や他の釣人が居ない場合にはアワセの方向は左右上の3方向に出来ます。
周囲に障害物や邪魔物がない開けた釣り場で風も吹いていない状況ならアワセは上以外の左右の好きな方向に行えば良いと思います。
なぜ上では無いのかと言えば、、、。上方向にアワセを行うと魚が針に掛からなかった時に仕掛けが威勢よく飛び出して釣竿に絡みついたり仕掛け自体が絡んでいわゆる手前マツリの状態になる事が多いからです。
魚が掛からなかった時、上アワセがなぜ仕掛けが飛び出しやすいかと言えば、仕掛けの水中での抵抗が少ないからです。水中で下方向に垂れている仕掛けを上に引き上げるだけですので魚が針に付いていない場合にはほんの少しの力で仕掛けは威勢よく飛び出します。これが左右方向の場合だと道糸に付けているウキが水面を横方向に滑る時にそれなりの抵抗になるのと、仕掛け自体の水中での移動量が上方向のアワセより大きくなるので魚が釣れていなくても仕掛けが威勢よく飛び出す事はありません。
ではアワセは左右どちらが良いか?
これは風が吹いてくる方向によります。風が右手から吹いている時はアワセは風上の右へ。
風が左手から吹いている時はアワセは風上の左へアワセます。
何故かと言えば、風下方向にアワセを入れると釣竿が風に押される力がプラスされてアワセが想定以上に強くなり魚が掛かった時にハリス切れしやすいからです。
アワセは魚が餌の付いた釣り針をかじった時に瞬間的にホンの数センチ釣り針を動かすだけで良いのです。大きなアワセ動作はハリス切れや仕掛けの飛び出しの原因になります。それを防ぐためにはアワセは風上方向に行うのがベストです。
魚釣りにおいてアワセは魚が釣れるか否かのとても大切な動作です。ほんのチョットのコツで魚が釣れるようになりますよ。
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