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【ロシアW杯】韓国代表エントリー第1次発表。FC東京チャン・ヒョンスら、”28人枠”の顔ぶれは? 

今年3月の北アイルランド戦でのチャン・ヒョンス(東京)。順当に28人入りした(写真:ロイター/アフロ)

ロシアワールドカップに臨む韓国代表シン・テヨンが14日10時、大会に登録するエントリーのうち28人を発表した。FIFAへの35人枠登録の締切日のこの日、シン監督は「23人+アルファ」を発表するとしていた。

現地メディアも「どんなかたちの発表になるか分からない」としていたが、結果は「28人」。よほどの異変がない限り、このうち5人が大会規定にある予備エントリーに回ると見られる。つまりはここで名前が呼ばれなかった選手は最終の23人エントリーに入る可能性がほぼ閉ざされた。発表されたメンバーは下記の通り。

GK  3名 キム・スンギュ(ヴィッセル神戸)、キム・ジンヒョン(セレッソ大阪)、チョ・ヒョヌ(テグ)。

昨年11月からGKはこの3人体制で競争を続けてきた。23人入りは堅いとみられる。

DF 12名 キム・ヨンクォン(広州恒大/中国)、チャン・ヒョンス(FC東京)、チョン・スンヒョン(サガン鳥栖)、ユン・ヨンソン(ソンナムFC)、クォン・ギョンウォン(天津権健/中国)、オ・バンソク(チェジュ)、キム・ジンス(チョンブク)、キム・ミヌ(サンジュ)、パク・チュホ(ウルサン)、ホン・チョル(サンジュ)、コ・ヨハン(ソウル)、イ・ヨン(チョンブク)。

ここまで主力だった188センチのCBキム・ミンジェ(チョンブク)が負傷によりエントリー外に。これは大きな痛手。これまで招集歴の少なかったクォン・ギョンウォン(190センチ)、オ・バンソク(189センチ)がサプライズ的にメンバー入りした。二人が”代役”の座を争う。

MF 9名 キ・ソンヨン(スウォンジー/イングランド)、チョン・ウヨン(神戸)、クォン・チャンフン(ディジョン/フランス)、チュ・セジョン(アサン)、ク・ジャチョル(アウグスブルグ/ドイツ)、イ・ジェソン(チョンブク)、イ・スンウ(ヴェローナ/イタリア)、ムン・ソンミン(インチョン)、イ・チョンヨン(クリスタルパレス/イングランド)。

現地メディアでの最大の話題は、イ・チョンヨンのサプライズ招集。近年、クリスタルパレスでほとんど出場機会を得られていなかった。「シン監督最後の悩み」とされていたが、エントリー入り。昨年秋のU-20W杯にてシン監督の下でプレーしたイ・スンウ、国内組のムン・ソンミンも招集歴がない中での選出。23人入りを最後まで争う。

FW 4名 キム・シヌク(チョンブク)、ソン・フンミン(トッテナム/イングランド)、ファン・ヒチャン(ザルツブルグ/オーストリア)、イ・グノ(カンウォン)。

予想通りの4名、という印象。オプションの3トップ採用時にはMFでもウイング起用が可能な選手が多く、4名の23人入りは比較的堅い。

韓国代表は21日より国内で合宿を行い、28日にホンジュラス(テグ)と対戦。その後23人が発表されると見られる。6月1日にボスニア・ヘルツェゴヴィナ(チョンジュ)と対戦した後、欧州へと出発する。

吉崎エイジーニョ ニュースコラム&ノンフィクション。専門は「朝鮮半島地域研究」。よって時事問題からK-POP、スポーツまで幅広く書きます。大阪外大(現阪大外国語学部)地域文化学科朝鮮語専攻卒。20代より日韓両国の媒体で「日韓サッカーニュースコラム」を執筆。「どのジャンルよりも正面衝突する日韓関係」を見てきました。サッカー専門のつもりが人生ままならず。ペンネームはそのままでやっています。本名英治。「Yahoo! 個人」月間MVAを2度受賞。北九州市小倉北区出身。仕事ご依頼はXのDMまでお願いいたします。

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