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浦和レッズがJリーグ30周年記念マッチで、G大阪に逆転勝利を挙げる

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第13節。浦和レッズはホーム埼玉スタジアムで、ガンバ大阪戦を迎えての一戦となった。この試合は、2023年5月15日にリーグ開幕30周年を迎えることを記念してJリーグ30周年記念マッチとして行われた。

試合は23分、ガンバ大阪が縦に早い攻撃からFWイッサム・ジェバリがペナルティーエリアでレッズディフェンスのタイミングを外してテクニカルなシュートを決めて先制する。レッズも前半終了間際にPKを獲得。このPKをアレクサンダー・ショルツが決めて同点とする。前半は1-1で折り返した。

後半、マチェイ・スコルジャ監督は「ACL決勝の後はいろいろと試したいと言っていたが、そのうちの1つがこの形だった」と新たに試した、興梠、リンセンの2トップを諦めて、大久保、伊藤敦樹を投入して通常の形に戻すと、立ち上がりの53分に試合が動いた。コーナーキックの流れから、ショルツの縦パスを受けた途中出場の大久保智明がゴールに押し込み、浦和レッズが勝ち越し。2-1とした。さらに58分、ガンバのビルドアップミスをついて、安居海渡が無人のゴールにゴールを流し込み、浦和レッズが3-1とした。93分には、ホセ・カンテが来日初ゴールかと思われたが、これはVAR判定により、オフサイド判定となった。試合はこのまま終了して、3-1で浦和レッズが勝利した。

浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は「チームにとって難しい時期の中でメンバーを入れ替えながら戦い、サガン鳥栖戦の後に勝利できてよかった」と安堵した。

エースの興梠慎三選手も「ACL決勝という大舞台を終えた後、このままズルズル連敗していくのはダメだと、選手同士でも話していたので、だからこそ、この一戦はどうしても勝ちたかった。立ち上がり失点して、嫌な雰囲気になりましたけど、逆転ができて今日は価値のある勝ち点3だったなと思います」と、逆転勝利を喜んだ。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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