部屋が散らかっていると、どこから手をつければよいか分からなくなりがちですが、手当たり次第に整理を進めるのは非効率です。
汚部屋を卒業した整理収納アドバイザーの資格を持つ暮らし研究家が、「部屋が散らかっている人が最初に手をつけてはいけない場所3つ」を解説していきます。

1．引き出しの中

短時間でムリなくできる「引き出しの中」は、整理整頓の練習を目的とするのにはよいですが、引き出しの中身をキレイにしたところで部屋の状況はほとんど変わりません。単調で退屈な作業の割に効果を感じにくいため、挫折しがちです。まずは、ふだん長く過ごす場所をキレイにしてみましょう。目に見えて片づくので変化を感じやすく、次の行動につながるでしょう。

2．キッチン

キッチンは小物点数が多いため、最初に気合いを入れて全部だし整理をすると挫折する可能性が高いです。数日間出しっぱなしにすると、日常生活にも支障が出やすい場所なので注意が必要。
取り組む場合は、最初は「期限がある食品」に絞って整理してみましょう。調理小物や食器を整理するときは、戻せる範囲で区切って整理整頓を行った方が失敗が少ないですよ。

3．クローゼット

洋服をたくさん持っている人は、オシャレするのに興味があったり、洋服に強いこだわりがある人が多いです。
好きな分野のものこそ捨てるのが苦痛に感じてしまうことも。苦痛を感じてしまえば、捨てることに対してさらに苦手意識やおっくうさを感じてしまいます。まずは、興味が薄かったりこだわりが少ないジャンルから手をつけてみましょう。最初は少し退屈に感じてしまいますが、判断力を着実に身につけられるので、試してみる価値はありますよ。

整理は「継続」が基本！分かりやすい場所からトライしてみて

部屋が散らかっている人が最初に手をつけてはいけない場所は、「引き出しの中」、「キッチン」、「クローゼット」の3箇所でした。整理は「継続すること」が基本となるので、最初は目に見えて分かりやすく、期限付きのものやこだわりのないものからジャッジしていきましょう。