台東区浅草界隈で懐かしいカンカン音が聞こえたら、昭和の時代にタイムスリップ?
ある晴れた土曜日の午後、浅草すしや通りをブラブラしていたら、カンカンカンという威勢の良い拍子木の音が聴こえてきました。
なんだなんだと思って近づいてみると、昭和の時代にタイムスリップしたかのような光景が! 大道芸人による紙芝居が始まりました。なんともレトロな紙芝居の演目は黄金バット。ご存じない方のために言っておきますと、昭和の時代、テレビがまだ一般的ではなかった頃に街角で子供たちが楽しみにしていた娯楽が紙芝居です。こちらの紙芝居の一枚目、一見悪者としか見えない外見の髑髏が、正義のヒーロー黄金バットです。
黄金バットの紙芝居を読んでいるのは源吾朗(ゲンゴロウ)さん。この道40年以上というベテランの大道芸人です。はじめは様子を伺っていた人たちが、聴き通りの良い口上につられて少しずつ集まってきます。
なめらかな口上効果で、次の展開にワクワク♪ 人が集まって混雑してくる前に、一番前のポジションを確保しておくのがオススメ。特に紙芝居の主要登場人物、篠原教授の娘、マリーちゃんが連れ去られて黄金バットが登場するまでのシーンは必見です! 源吾朗さんの独特の「マリーちゃん」の発音も聞き逃せません♪ 見物人から時折飛ぶ、軽快な掛け合いのやりとりにも思わず笑ってしまいました。紙芝居を一度も体験したことのない方でもどこか懐かしさを感じるのはないでしょうか? 浅草に来られた際、紙芝居の大道芸を見かけたらぜひ足を止めてみてください。ライターいいちこは今回すしや通りで遭遇できましたが、神出鬼没との噂もあります。もし源吾朗さんに出会えたら思い出に残る楽しい時間が過ごせること間違いなしです♪
・懐かしい紙芝居に遭遇したすしや通り商店会・
〒111-0032 東京都台東区浅草1丁目12−9