「腸内環境」を悪くする5つの生活習慣!-腸内環境が悪くなるとどうなるの?
ご覧頂きありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「腸内環境を悪くする"5つ"の生活習慣」をテーマに解説していきます。
今回の目次
- 腸ってどんな臓器?
- 腸内にいる様々な細菌
- 腸内環境が悪いってどんな状態?
- 腸内環境を悪くする"5つ"の生活習慣
- 腸内環境を整えるための食生活
- 動画で解説!
【1】腸はどんな臓器?
腸は「小腸」と「大腸」に分けられます。
- 小腸…長さは約6mで、栄養の分解と吸収を行う
- 大腸…長さは約1.5mで、水分を吸収して便をつくる
【2】腸内にいる様々な細菌
腸内には、約1000種類以上というたくさんの「腸内細菌」が存在するといわれています。
菌には「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類に大きく分けられます。
- 善玉菌(乳酸菌など)…体に良い影響を与える
- 悪玉菌(ブドウ球菌など)…体に悪い影響を与える
- 日和見菌(連鎖球菌など)…善玉菌と悪玉菌の中間的な立ち位置
「細菌」といっても良い働きをするものと、悪い働きをするものがいるんですね。
【3】腸内環境が悪いとはどんな状態?
腸内環境が悪いというのは、腸内細菌(善玉菌と悪玉菌)のバランスが崩れてしまい、悪玉菌が優位になった状態です。
このような状態を「Dysbiosis(ディスバイオーシス)」という。
このように腸内環境が悪くなると、下のような不調が現れることがあります。
- 下痢や便秘
- 体調を崩しやすい(免疫力の低下)
- 肌荒れ(ニキビなど)
- 炎症性疾患(歯周病・動脈硬化など)が起こりやすい
- 太りやすい(または栄養の吸収率が低下し痩せていく)など
【4】腸内環境を悪くする"5つ"の生活習慣
腸内環境を悪くする代表的な原因として下の5つがあげられます。
- 食物繊維をあまり摂らない
- 脂肪を多く含む食品をよく食べる
- 不規則な生活・ストレス
- 過度な食事制限をする
- 排便を我慢しがちである(便秘)
他にもありますが、今回は代表的なこの5つに注目して進めていきます。
①食物繊維をあまり摂らない
食物繊維が不足すると、便秘になりやすく、腸内環境を悪化させやすいです。
また、食物繊維は善玉菌の増殖させるためにも役立ちます。
②脂肪を多く含む食品をよく食べる
脂肪の多い食事をたくさん摂ると、腸内細菌からの毒素(エンドトキシン)を増やし、炎症を起こりやすくすると考えられています。
腸内で炎症を起こしてしまうこともあれば、歯周病など、別のところの炎症を助長してしまう可能性も高くなります。
③不規則な生活・ストレス
ストレスなどによって「脳」に負担がかかると、「腸」にも悪影響を与えると考えられています。
「腸」と「脳」は互いの状態が互いに影響すると考えられていて、この関係を「脳腸相関」といいます。
④過度な食事制限
過度な食事制限をしていると腸の働きも悪くなりますし、善玉菌のエサも減ります。
過食は良くないですが、適切な量の食事は大切になります。
⑤排便を我慢しがちである(便秘)
排便を我慢することにより便秘になると、腸内環境が悪くなりやすいです。
逆に、腸内環境が悪い場合も、便秘になりやすいです。
お仕事をしているとついついトイレを我慢しがちになりますので注意しましょう。
【5】腸内環境を整えるための食生活
腸内環境を整えるためにおすすめなのが「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」を含んだ食品です。
- プロバイオティクス…体に良い働きをする生きた微生物(いわゆる善玉菌)のこと。ヨーグルト・乳酸菌飲料などに含まれる。
- プレバイオティクス…善玉菌の増殖を促進する物質のこと。オリゴ糖や食物繊維などに含まれる。
これらを積極的に摂りながら、ストレス解消や適度な運動など、生活習慣を整えることも大切です。
しかし…
代表的な善玉菌である「乳酸菌」や「ビフィズス菌」は胃酸などで死滅しやすく、腸まで届くのはごく一部とされています。
そのため、できる限り「毎日摂る」ことが大切になります。
ただし、体に合わなかったり、摂り過ぎると下痢などを起こす方もいるので、自分の体の様子をみながら摂ると良いでしょう。
【6】動画で解説!
下の動画では「音声付き」で解説しておりますのでぜひご覧ください!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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