日本人の生徒さんがやってしまう英語の間違い【決して時間に遅れない!にon time は必要か?】
文法的に合っているものの、意味不明な英語になることが少なくありません。
たとえば以下の例。
・英語にしてみましょう
彼は決して時間に遅れない。
どんな英文が浮かびましたか?
こちらは、ある生徒さんの英文です。
He never comes late on time.
というものでした。
どうでしょう?
ちょっとみるとかっこいい英文に見えます。
ですが、イマイチ意味がわからず…
いろいろ考え、以下のように推測しました。
彼→he
決して→never
時間に→on time
遅れる→come late
というのがどうやら基本にあったと思われます。
個々の単語を見ると、確かにあっています。
・He never comes late on time. の意味は??
では、どんな意味になるでしょう?
むりやり直訳してみますね。
「彼は時間どおりに遅れてくることはない」
というなんとも意味不明なことになります。
本来の問題は、「彼は決して時間に遅れない」ということです。
時間厳守なのです。
・で、正解は?
He never comes late.
これでOKです!
comes late → 遅れてくる
never → 決してない。
→遅れてくることは決してない。
He never comes late.
→つまり、「彼は決して時間に遅れない」ということになります。
・なぜわかりずらい英文になったのか?
日本語と英語を一語一語そのまま置き換えたためにおこった間違いです。
右のものを左にそのまま置き換えられるという言語ではありません。
・ほかの言い方
「彼は決して時間に遅れない」という表現を He never comes late. 以外で考えてみましょう。
①「決して時間に遅れない」ということは、いつも時間どおりに来ると言い換えられます。
He always comes on time.
②「時間厳守だ」とも言えます。
He is always punctual.
・まとめ
まったく違う言語ですので、背景の意味を考えて、それぞれにあった(似たような)表現にするのが大切です。
初級~中級レベルでは、「日本語で言わんとしているのを、英語に置き換えるとすると、○○○が一番近いかな~」というざっくりした感覚が必要。
初級レベルで、日本語表現のこまかな意味まで繁栄させて英語にしようとすると、必ずつまずきます。
そのようなことは、上級レベルになってから!
まずは、言いたいことをざっくりでいいので伝わるようにしましょう。