【京都市中京区】豚骨一筋! 京都随一の呑み屋街でおかあちゃんが41年守り続けた味の絶品ラーメン食べた
春になると高瀬川沿いに柳と桜の木が交差する風光明媚な土地柄でもあり、京都随一の呑み屋街としても知られる木屋町通りを訪れた2024年2月17日の夕方、三条通りから下がったところにあって、筆者が何十年も昔から通りがかりに見ていたラーメン店「博多長浜ラーメン みよし」に初めて入店しました。
古くからあるビルの1Fで道路から様子がうかがえるカウンター席が8席と隣の部屋に8席で16席で営業されています。まずは食券機でチケットを購入。ラーメン、チャーチューメン、メンマラーメン、牛すじラーメン、わかめラーメンの6種類。ライスや高菜、煮卵、キムチ、メンマ、牛すじのトッピングができ、大盛や替え玉もあります。
フランスから来た友人と二人で、チャーシューメンを注文しました。出された器がでかい! これにはフランス人の友人もびっくりした様子。しばらく待っているとその大きな器に盛られた麺の上に、その麺が隠れるほどのチャーシューが敷き詰められています。薄めのチャーシューがストレートの細麺に絡めて食べられます。
トロリとしたまろやかな豚骨スープも、さすが本場博多ラーメンだけあって、濃厚なのにさっぱり食べさせる極みの味と言えます。平日の夕方にもかかわらず、すぐに満席に。食べ終わって店頭でにこやかな笑顔で接客をしていた来客者や通りがかりの人に「おかあちゃん」と親しまれる池オーナーに伺いました。残念ながら恥ずかしいとおっしゃって、顔出しはNGでした。
今はオープンカウンター内は娘さんを中心に切り盛りされているのだそうです。さまざまな飲食業を経験してきた池オーナーが40歳過ぎで、ラーメン店を始めた1983年の創業の頃からメディア等でも話題で、事業拡大にもチャレンジしたこともあったそうですが、こだわりの味の伝承が難しく断念してきたといいます。
唯一、2店舗目となった銀閣寺店もコロナ禍で休店していて、現在はこの木屋町本店のみで「豚骨一筋、余分なものを一切入れず、秘伝のスープの火を絶やすことなく、41年間、伝説の味を守り続けている」のだそう。「美味しいラーメン作りには水が大事。この京都の水でないとこの味は出せない」ともいいます。
ほんとに美味しいラーメンでフランス人の友人も大満足してくれました。遅くまでやっていますので飲んだ後の〆にもいいですよ。ぜひお立ち寄りください!
博多長浜らーめん みよし 京都市中京区木屋町通三条下ル石屋町115 辻田ビル1 階