春日井市八事町にあるシフォンケーキのお店「tane工房」のもう1つの看板メニュー「古代小麦のスコーン」をご紹介します。
前回シフォンケーキを取材させていただいたtane工房さんですが、実はそれ以外にも非常に美味しいお菓子を作ってみえるので是非多くの方に知っていただきたいと思います。

今回ご紹介するのはシフォンケーキが有名な「tane工房」さんの「古代小麦のスコーン」です。
前回の記事で熱くtane工房さんのシフォンケーキ愛を語らせていただきましたが（文末に前回の記事のリンク有り）、実はスコーンも非常に美味しくオーナーがこだわりを持って作ってみえるお菓子の1つです。

シフォンケーキがあまりにも美味しいのでついついシフォンに手が伸びがちですが、スコーンもシフォンと並びオープン当初からオーナーが作り続けているお店の人気商品です。

オーナーご自身が食べたいスコーンを作りたいと思って作り始めたのがきっかけだそうで、現在は

• 抹茶&ホワイトチョコ
• キャラメルレーズン
• チョコ
• いちじく
• チャイホワイトチョコ
• アールグレイレモンピール

の中から日替わりでお店に並ぶそうです。
その他季節メニューもあるというお話でした。

全部少しずつ形が違うので、店頭では好きなものを選んで買うことが出来ます。

またこちらのスコーンには商品名にもある通り「古代小麦」の一種であるスペルト小麦が使われています。
スペルト小麦は現在広く流通している一般的な小麦の原種にあたる穀物で、普通小麦に比べてグルテンが少なく、栄養価が高いのが特徴です。
アレルギーの要因とされる成分が少ないため、アレルギーが発症しにくいとも言われているそうです。
（※グルテンフリーではないため注意してください。）
小麦の中にも低グルテンのものがあると知り、お客さんの選択の幅が広がればという思いで商品化されたと教えていただきました。

今回は3種類のスコーンを購入させていただきました。

まずこちらは抹茶＆ホワイトチョコ（税込み300円）です。
西尾の抹茶が使われており、袋から出すと抹茶とホワイトチョコのとてもいい香りが。

オーナーにリベイクすると焼き立てのようになりますよ、と教えていただいたので早速温め直してみました。
まずお皿に移し電子レンジで30秒、その後トースターで軽く1分程度焼きます。
するとびっくり、スコーンがしっとり柔らかくなり、チョコレートも溶けて最高の状態になりました。
抹茶の香りも引き立ち、生地もサックサクのほろほろに。

抹茶＆ホワイトチョコは抹茶の風味が強く、しっかり香りそれがとても美味しいのですが、かといって苦いわけではなく子供も食べられる美味しさです。
ホワイトチョコと抹茶の相性が抜群で贅沢な大人のおやつとして楽しめました。

続いてはアーモンドキャラメルレーズン（税込み300円）です。
こちらもリベイクすると生地のとてもいい香りが漂ってきました。
材料のスペルト小麦は市販の小麦粉よりも小麦の香りがより強く感じられるのが特徴で、お菓子として使用するとより本来の小麦の香りが楽しめる商品になるそうです。

あまりにも良い香りだったのでオーナーに聞いてみたところ、焼き直したときに感じた幸福感の香りは古代小麦の香りというお話でした。
香りはもちろんのこと、生地のキャラメルの部分がとても美味しいスコーンです。
レーズンもたくさん入っていて、レーズンとアーモンドの食感がアクセントになっていました。

最後はチョコ（税込み300円）です。
チョコは食感が残るように刻んで入れているそうで、生地にたっぷり入っていました。
チョコは生地に全粒粉も使われているためとても香ばしい味わいで、ミルクチョコの甘さが香ばしい生地によく合います。

tane工房さんは保存料や添加物を使わない身体に優しいお菓子作りをされていますが、こちらのスコーンにも古代小麦を広めたいというオーナーの願いが込められています。

そのため一般的な小麦に比べて約3倍ほどの値段がする古代小麦を使っているにも関わらず、現在は多くの方に手に取ってもらいたいという思いから利益度外視で販売されているそうです。
古代小麦が多くの方に周知されるようになったら価格を見直すというお話でした。
なのでお値打ちに買うなら今がチャンスですよ。

古代小麦ならではの幸福の香りも楽しめるスコーンはとても美味しいので、イベントや店頭で見かけた際は是非手に取ってみて下さいね。