【寝屋川市】運行開始から約1年。京阪バスが導入した電気バス(EVバス)の設備や乗り心地は?
昨年2023年春から、寝屋川市をはじめ、四條畷市・門真市でEVバス(電気で走るバス)が京阪バスとして運行されています。今回は寝屋川市で運行開始から約1年が経過したEVバスについて、どのような仕様なのか、またどんな乗り心地なのかをご紹介していきます。
このEVバスですが、寝屋川市駅の京阪バス案内所で尋ねたところ、寝屋川市駅からだと「四條畷方面行き」の路線でおもに走行しているとのことでした。今回乗車したのも、寝屋川市駅ーイオンモール四條畷間を走行しているバスです。
EVバスには「このバスは電気で動いています」という表示があります。製造元のBYD Japanによると「K8」という車種のようですね。
ちなみに、BYDは中国に本社を置く企業。1995年に創業し、現在は世界各国でEVバスを販売しています。
大阪府・市の補助金を利用して万博のPRを行っているため、ミャクミャクのラッピングバスになっていました。
左右に大きく開くドア
EVバスのドアは左右に大きく開きます。
路線バスというと、乗り降りの際に多少窮屈になってしまう印象がありますが、乗車・降車ともにドアが十分に開くので、広々と乗り降りできます。
ゆったり座れる座席
座席はロングシートではなく、個々のスペースが独立しており、ゆったりと座れるようになっていました。ちなみに写真では分かりづらいのですが、後方通路は傾斜になっています。後部座席に行きたいときも乗車後すぐに段を上がる必要がなく、広く感じました。
災害・防犯に役立つ仕様
座席横には、降車ボタンとともに充電ステーションが設置されています。BYDの製品ページによれば、災害時にも電源供給ステーションとして役立つそうですよ。
天井付近には防犯カメラがあります。
災害時や防犯のことも考えられている仕様のようです。
揺れが少なく静かな乗り心地
実際に乗ってみたところ、非常に静音で、揺れもほとんど気にならないものでした。長時間乗っていても疲れにくいです。座席がロングシートではない分、身体にフィットしやすいのもあって、快適な乗り心地だと感じましたよ。