世界中でWindowsがブルースクリーンになるエラーが発生中。原因はセキュリティソフト? 解決法は?
7月19日15時現在、世界規模でWindows OSがブルースクリーンになる問題が発生しているとX(SNS)を中心に報告が上がっています。
今回のエラーでブルースクリーンになると、Windowsを再起動しても再びブルースクリーンになってしまうとのことです。
つまり、原因を解決しないかぎりパソコンが動きません。
原因はセキュリティソフト?
Xに投稿されているブルースクリーンの画像には、いずれも失敗した内容として「csagent.sys」と表示されています。
これは『CrowdStrike Falcon Sensor』というセキュリティソフトに含まれているドライバで、海外の大型掲示板『reddit』ではすでに「『CrowdStrike』の最新のアップデートが原因である」として障害にあったユーザーたちの話し合いが進んでいます(ユーザー向けに正式にTech Alertも出されました ※要ログイン)。
書き込みを見るかぎりでは「セーフモードで起動する」、「(『CrowdStrike』を)ダウングレードする」、「ネットワークから物理的に切断して再起動した」ことで動いたという話がある一方、「どのWindows回復オプションを使っても起動しない」、「BitLocker(Windowsの暗号化機能)の回復キーがないためアクセスできない」といった問題を解決できないとの声もあります。
解決方法はある?
いずれにせよ、一般ユーザーにはどうしようもありません。『CrowdStrike』を利用しているところは比較的大きな会社でしょうから、システム管理者の対応を待った方が良いでしょう(システム管理者の方へ。上記redditにて回避方法が案内されています)。
また、会社のパソコンが『CrowdStrike』を利用しており、現在、そのパソコンを起動していないという場合は問題が解決するまで起動しないことをおすすめします。
起動してしまうと問題が起きているアップデートが自動で実行されてしまい、ブルースクリーンエラーが出ているパソコンたちの仲間入りをすることになるかもしれません。
急ぎの用事がある方は『CrowdStrike』がインストールされていない端末を使うか、手元のスマホで連絡をいれるなどしましょう。