【河内長野市】住宅街にぽつんと。まるで古墳みたい?河内長野市北青葉台にある謎のハゲ山を一周してみた。
新興住宅地の多い河内長野市は、山肌を切り開いて住宅地を造成したので、どこの住宅地も非常に見晴らしが良いですね。住宅地の中に住宅が整然と並んでいるわけですが、先日そんな住宅地の中に、大きな古墳のようにも見える謎のハゲ山を見つけました。
その場所は、北青葉台です。地図を見ると、北西に南花台、北東に清見台、東に美加の台、南に南青葉台と南ヶ丘、そして西に大矢船北町と中町と、四方を囲まれた場所。遠くに岩湧山が見えます。
そして突然、目の前にみえる謎の小山!木がほとんど生えていないので、まるでハゲ山のようです。これは非常に気になったので、一見古墳にも見えるこの小さな山に近づいてみました。
地図で確認すると赤で囲ったところです。北青葉台はサークルのように円を描いたような道が2カ所あり、北側は公園を中心にショッピングエリアが集まっています。
それに対し、今回の南側のサークルはただポツリと山があって、その周りを道が弧を描いているようです。
山の上を見ると、高圧鉄塔が立っていました。この山の周りはフェンスで囲まれて立ち入りができなくなっているのですが、どうやらこの高圧鉄塔の存在が立ち入りを制限しているようですね。
北青葉台自体、山の頂上のようなところ。あのハゲ山がもしかしたら北青葉台最高峰か?と思って振り返ると、こちらも結構高台になっています。
こちらは木が茂っている山で、やはり回りがフェンスで取り囲まれています。
ちなみにこちらは「北青葉台配水池」との表札があります。ということは北青葉台住民の方たちにとって、もっとも大事なものなのですね。
ここで、河内長野市が公開している地形図を確認してみました。よく見ると標高200メートル地点を表記しているのはこの山だけです。さらに高く、頂上は標高210メートル近くはありそう。
排水池の山は200メートルを越えていますが、ハゲ山の方が高い見込みです。恐らく北青葉台の最高峰なのでしょう。
せっかくなので、このハゲ山の外周を一周してみることにしました。
途中で看板を発見。ここは、電源開発送変電ネットワーク(株)さんの所有物のようです。ちなみに日本国内に約2,400 kmの送電線を有しているとのこと。余りにも壮大な話に感じてしまい、とても想像できませんね。
これはタバコのポイ捨てを禁止する貼り紙。
ちなみにこの山では高圧の送電の中継点という目的以外の情報はありません。古墳でもないようです。
すべてフェンスで覆われていますので、中の様子がわかりにくいですね。
カメラの先端だけを伸ばして中の様子を撮影してみました。高圧鉄塔さえなければ公園にもなりそうな雰囲気。
「関係者が入れるところがどこかにあるはずだ」と、間もなく一周を終えようとすると
ここにあります。ここから高圧鉄塔の保守や点検をする人が入っていくわけなんですね。
ドアから、中を見ると階段がハゲ山の上まで続いていました。まるで奈良公園にある若草山のミニチュア版のようです。
一般人は危険なので外からでしか見られませんが、住宅地に突然姿を現した謎のハゲ山は、本当にインパクトが大きかったです。
2022.3.13追記
近所に住んでいる方から素敵なコメントをいただきましたのでこちらに紹介します。
北青葉台のハゲ山
住所:大阪府河内長野市北青葉台42
アクセス:南海三日市町駅からバス 青葉台会館前バス停から徒歩1分