【うちの子褒めるところがない】褒め方のポイントやコツを現役心理士ママが解説
こんにちは!現役心理士ママのえふです。
ママやパパから「褒めるところがわかりません」というお悩みをいただくことがあります。
そこで、【褒め方のポイントやコツ】について、①褒めるタイミング ②具体的な褒め方 ③逆効果の褒め方 の3回に分けて解説します。
今回は ①褒めるタイミング についてお話しします。
【褒めるタイミング】っていつ?
問題です。【ご飯を食べ始めて5分もしないうちに歩き回る子】がいたとき、“褒めるタイミング”はいつだと思いますか?
多くの人が想像する【褒めるタイミング】は以下の3つです。
- できなかったことができたとき
- すごいことをしたとき
- 望ましい行動をしたとき
多くの人は【ご飯中に立ち回る子】を褒めるタイミングは、“歩き回っていたけれど戻って着席したとき”だと考えるでしょう。これは“座ることができなかったのに座ることができた”ことになりますし、“ご飯中に座る”という望ましい行動ができたことになります。
しかし、【ご飯中に立ち回る子】への褒めるタイミングはもう1つあります。それは、“歩き回る前のご飯を食べているとき”です。
これを聞くと、「“ご飯を食べる”なんて当たり前なことを褒めるの?」と思うかもしれません。
【褒めるタイミング】で大切なこと
実は、【褒めるタイミング】で大切なのは、“大人が当たり前と思っていることをしているとき”なのです。大人が当たり前と思っている行動の大半は、大人が子どもに“こうしてほしい”と思っている行動なのです。
ですので、先ほどの【ご飯食べ始めて5分もしないうちに歩き回る子】の場合であれば、食べ始めて2分くらいの段階で「たくさん食べているね」「座って食べてカッコいいね」などと褒めてあげてあげましょう。
よくあるパターンとしては、以下のようなパターンです。
“ご飯を食べる→5分後席を立つ→「こら!席を立たないの!」と注意する”
これだと“ご飯を食べてるときは褒めてくれなかったのに…”と不満に思うかもしれませんし、“席を立ったらママ(パパ)が自分に注目してくれた”と誤学習してしまうかもしれません。
ですので、席を立つ前の“ご飯を食べる”という当たり前(に思える)行動を褒めてあげましょう。
他にも、“友だちとケンカせずに仲良く遊んで欲しい”と思うのであれば、遊び始めの段階(ケンカする前の仲良く遊べている段階)で「お友だちと仲良く遊んでいるね」「楽しそうだね」などと褒めるといいでしょう。
また、補足になりますが、“当たり前(に思える)行動を褒める”行動は、子どもが“自分のことを認めてくれている”と感じることにつながりますよ。
ぜひ“当たり前(に思える)行動”をどんどん褒めてみてください(^^)次回は【②具体的な褒め方】について解説しますので、楽しみに待っていただけると嬉しいです。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
今回の記事が皆さんのお役に立ちますように…。