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【土浦市】時間無制限、2980円でぢんぎすかんが食べ放題。数量限定の絶品ラムチャップも外せない!

コイケケイコ土浦在住ライター(土浦市)

無性に「肉が食べたい!」って日、ありませんか? 私は定期的その発作に襲われます。たらふくになるまで食べたいけれど、その後の胃もたれで苦しみたくないし・・・そんな欲求と不安の両方を解消してくれるのが、ジューシーでヘルシーなジンギスカン! 土浦市神立の「洋食ぢんぎすかん ひつじの小屋」は、飲食店を営む方たちにも大好評のおいしいジンギスカンが味わえるお店です。

モンゴルの「ゲル」を思わせる独特の外観、店内も思いっきり「ゲル」でした

神立駅から徒歩約15分、車なら3分程度。「洋食ぢんぎすかん ひつじの小屋」は、大きな通りから1本入ったところにあります。写真のような特徴的な文字で書かれたサインが所々に掲げられているので、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

そのサインに沿って車を走らせていくと三角屋根とも円型ともいえぬ、不思議な形の建物へとたどり着きます。ここが「洋食ぢんぎすかん ひつじの小屋」の入り口部分。神立駅からほど近いというのに、遊牧民が住むようなモンゴルの家屋を思わせるこの佇まいが旅気分を掻き立てます。

気になりすぎて横からも見て見たら、やっぱり独特な造り。中がとっても気になります。

中に入ると、小さな入り口扉からは想像もつかないほどの開放感あふれる雰囲気が広がっています。高い天井にはめ込まれた窓からは、日中は陽光が燦燦と降り注ぎ明るい雰囲気です。夜になると月明かりに照らされて幻想的に映し出されるステンドグラスの美しい姿を楽しむことも。

店内には、テーブル席のほかにカウンター席もあります。取材で訪れたのは営業時間前でしたので静けさに満ちていましたが、営業時間中はジンギスカンを焼くジュージュー音ともくもくとした煙で一気に焼肉屋さんモードに。

店内奥には、掘りごたつ形式のカウンター席やテーブル席があり、靴を脱いで寛げると人気があります。

洋食店で培った技術やエッセンスが楽しめる小島さんが織りなすジンギスカン

七輪を持つ姿、またエプロン姿がよく似合う小島治夫さんは、「洋食ぢんぎすかん ひつじの小屋」の代表兼料理人で、前身はなんと洋食のシェフとして活躍されていたそうです。

「洋食店で修業しながら、いつかは独立したいと思っていたんです。いろんなメニューが楽しめる洋食店というよりも、なにかの専門店をやりたいなと。もともと羊肉が好きだったので、ジンギスカンをやろうと思いました」と、小島さん。

例えば、粒マスタードやザワークラウトを骨付き羊肉(ラムチャップ)のトッピングとして楽しめるなど、ただ肉の旨みを味わうのではなく、こうした洋食のエッセンスがおいしさをより一層引き立ててクセになる味わいに。

2022年3月で15周年目を迎えるという「洋食ぢんぎすかん ひつじの小屋」。地元の人たちはもちろん、ここにしかない味わいを求めて遠方よりわざわざ足を運ぶ人も多い人気店としてあり続ける理由を垣間見ることができた気がします。

時間無制限! 2980円でおいしい羊肉が食べ放題!

大変お待たせいたしました。いよいよ「洋食ぢんぎすかん ひつじの小屋」の人気メニューをご紹介します。ほとんどの人が注文するのが「ぢんぎすかん食べ放題」(2980円)。そう、羊肉を心ゆくまで満喫できる食べ放題コースです!

「ぢんぎすかん食べ放題」は、仔羊上肉、もやし、玉ねぎ、ご飯がお代わり自由! 食べ放題というだけでもテンションが上がりますが、さらにすごいのが時間無制限ということ。一般的には1時間半から2時間と制限が設けられているのに、無制限なのですから「早く食べないと!」というプレッシャーで焦ることなく、おいしく楽しめるはうれしいかぎりです。

香りをかいでみて「おいしそう」と感じた時が“食べごろ”

「羊肉は香りが独特で苦手」という人もいますが、それはもしかしたら鮮度があまり高くないものだったのかもしれません。鮮度が高く、確かな目で選んだ羊肉は、牛肉のようなジューシーさと豚肉のような食べ応え、鶏肉のようなヘルシーさも備えた最強のお肉です。

「ジュージューと焼いている時に、あ、おいしそうな香りだなと思ったら、その時が食べごろです(笑)。ぜひ羊肉の旨みを実感してみてください」(小島さん)

味変も楽しめる数量限定の「ラムチャップ」

実は今回一番の目的はこちら「ラムチャップ」を取材させていただくためでした。

ラムチャップは、食べ放題メニューには含まれていないので単品(1280円)で注文する形式になります。

ラムチョップとも呼ばれるラムチャップは、骨付きのロース部分の羊肉を指し、一頭からごくわずかしか取れない希少な部位です。そのため数量限定でしか提供できないというレアメニューでもあります。

レアな部位を味わうのですから、よりおいしく味わいたいと小島さんに焼き方を指南していただきました。「焼く前に塩と胡椒を振って味付けします。肉は厚みがあるので均等に焼くのがいちばんのポイントです、まずは脂身の多い側面から焼いてきます」

「それから表面、裏面を焼きます。うちのラムチャップは、ロゼに焼きあげると柔らかでジューシーに召し上がっていただけます」。

洋食出身の小島さんがよりおいしく焼くコツを教えてくれました。

動画では、小島さんによる焼き方アドバイスもありますので、おいしさの沼にハマってください。

こちらが焼いていただいたラムチャップ。旨みがぎゅっととじこめられています。こげ目の部分がまたおいしいのです。

食べ方はお好みですが、小島さんに教えてもらったのは食べるたびに味が変わる「味変」スタイル。最初は塩と胡椒をつけてガブリ。ジューシーなのに不思議とあっさり。上品さも感じられます。「あっさりしているので、年配の方にも人気です」(小島さん)。

続いては、粒マスタードとザワークラウトを肉に載せて。酸味がアクセントになってとてもさわやか。ジンギスカンを味わっているというよりも、フレンチのメインを味わっているような贅沢な気分に。

続いては、野菜をすりおろして作る「洋食ぢんぎすかん ひつじの小屋」特製タレで。フルーツのような甘みも感じられるのですが、これがラムチャップのあっさり+ジューシーさに非常に合うんです。

特製タレに山椒や七味を混ぜ合わせるとすっきり大人味に。

「骨まわりの肉も塩をつけてかじるとおいしいですよ」と、教えていただき食べてみると、もう・・・止まりません、ずっとしゃぶっていたくなるくらい骨にまで味が染みていておいしいのです!

おうちで楽しめるテイクアウトセットもあります

自宅でゆっくり味わいたいという方向けのテイクアウトメニューもあります(4~5人前5000円)。前日までの電話予約が必要になります。

地元食材を使った自家製アイスクリームのおいしさもハマります

「洋食ぢんぎすかん ひつじの小屋」は、もちろん羊肉が猛烈においしいのですが、食後のデザートとして自家製アイスクリームも人気です。

さつまいも、ブラックベリー、ブルーベリーなども気になりますが…ボードの右下、カレー以降のメニューから目が離せません。

ということで、気になる自家製アイスクリームのメニューから「しょうゆ(柴沼しょうゆ)」のアイスクリームをいただきました。香ばしいれんこんチップスは、それだけでも美味ですが、それを割って崩し、しょうゆベースのアイスクリームに振りかけるようにして味わうと美味しさが増します。さらにはアイスクリームにれんこんのコンポートが練り込まれていて食感が楽しいです。

洋食エッセンスのジンギスカンは、ボリュームもあってしかしあっさりヘルシー。食後のアイスクリームは、それだけを目的に訪れたくなるほどのおいしさ。なにをオーダーしても満足以上のおいしさを得られます。この感動の味わいを、ぜひ皆様もご賞味くださいませ。

店舗情報
洋食ぢんぎすかん
ひつじの小屋
住所:茨城県土浦市神立中央3-19-6 MAP
電話:029-833-2056
営業時間:ランチ(日曜・祝日のみ)11:30~14:00(LO13:20)、ディナー17:30~22:00(LO21:20)
※材料がなくなり次第終了
※国からの要請に伴い、営業時間短縮などが変更になることがあります。最新の営業時間はInstagramをご覧ください。
定休日:不定休
駐車場:あり(無料)
ホームページ:https://www.hitsujinokoya.jp/
Instagram:hitsujinokoya0306

土浦在住ライター(土浦市)

土浦市在住のフリーランスの編集・ライター。海外・国内の旅行関連のガイドブックや書籍制作をはじめ、ブライダル情報誌の編集にも携わる。食べること・飲むことが好きで、趣味が興じて最近では食を中心にWEB、紙媒体などで取材執筆活動中。地元土浦の飲食パトロール、歴史やカルチャー学習も積極的に行っています。

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