はらぺこライターの旅人間です。今回は兵庫県加東市にある地元食堂から食レポです。実はこのお店、前回のYahoo記事で紹介した「食堂やしろ」、偶然に店の前を通りかかった時に「美味そうな食堂がある」とチェックしていたお店です。
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今回は大阪から鳥取方面に車で行く際、「そうだ！あの食堂に」と中国自動車道を滝野社ICで降りて立ち寄ってみました。

高速道路を降り車で約5分、県道567号沿いに小さな食堂が見えてきます。店頭にはドーンと分かりやすく「食堂」の文字、そして錆び錆びのメニュー看板。この昭和感、素朴さ、そして映えない魅力、まさしく日本のザ食堂です。

なぜ高速道路を途中で降りてまで？と言われたら「気になった店だから」としか自分でも分からないが、とっても良い雰囲気の食堂ではありませんか。

それに、私はこのような食堂では不思議と「丼」が食べたくなる。これは勝手な先入観。とにかく「今日の昼は食堂で丼だ」といった頭になっていたのでしょう。

さて、そして迷わず注文したのが「カツ丼」。もちろん期待通りの美味しさでしたが、ここで一つ予想外の事態が発生したんです。それは…

常連っぽいお客さんの大半が「スタミナラーメン」を注文していること。あの客も、この客も…スタミナラーメンだと？下調べをしていなかったので「この店はスタミナラーメンが人気なのか」と、カツ丼を注文した後に知り、あぁ～しまったなと。

極めつけは、合席で目の前に座ったトラックの運ちゃんらしき男性が食べてるのを横目でチラって見たら、やたら美味しそうだったこと。

その結果、「おばちゃん、こっちもスタミナラーメン」と追加注文に。

この食欲沸くビジュアル…

スタミナと言う名にふさわしい肉がしっかり入り、ネギ、ワカメ、白菜など野菜もあってボリュームも満点である。

スープを飲むと「おぉ！こう来たか」と意外性と納得が交差する。要するに甘辛さを持ちつつも、中華スープの旨みが圧倒する深みがガツンとやって来るのだ。

これは絶対に食べないといけないヤツだった。

カツ丼を食べた後で「スタミナラーメンまで大丈夫かな？」なんて心配は何処へやら。最終的にはスープも最後まで飲んじゃいました。アッサリとまでは行かないが、とっても食べやすい。ちなみに、スタミナラーメンは「焼めし」とセットで注文される方が多いよう。

地元の方と話すと「焼そばも美味しいですよ」と教えてくれました。要するに、この店は何を食べても美味しいようだ。高速道路を途中で降りて立ち寄って大正解。

いやいや、想像以上だった。味は言うまでもなく、お店の雰囲気、接客も絶賛に値する内容。遠方からでも来る価値ある見事な食堂と言えるでしょう。