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【保育士も実践】料理のお手伝いは何歳からがベスト?お手伝いで得られるメリットと0〜5歳のお手伝い内容

ちあき先生保育士/webクリエイター

子育てに奮闘中の全国のママさん、今日も子育てお疲れ様です。

保育士歴19年目、ママさんの子育てがちょっぴり楽になる方法を発信をしているちあき先生です。

今日は「子どものお料理のお手伝いをさせる時期とお手伝いのやり方について」です。

子どもたちが食に興味を持ち、今後豊かな生活を送るためにもぜひ抑えておいてほしい内容になっています。ぜひ最後までご覧下さい。

お手伝いをしている子ほど食の好き嫌いが少ない?

味方が敏感な乳幼児期。何かしらの苦手なものがある時期でもあります。しかしそんな中でも、好き嫌いなく何でも食べれる子どもって一定数いるんです。

そのママたちに話を聞いてみると食べ物の絵本を読んで、その食べ物を実際に触っていたりと「食べ物を身近に感じている」ことが多かったのです。

その食べ物を身近に感じられる活動として「ご飯のお手伝いをさせる」ことはおすすめです。お手伝いをすることで、子どもたちは食べ物に興味が湧いてきます。

お料理のお手伝いで得られるメリット

料理のお手伝いを通して得られるメリットがたくさん!

・親子のコミュニケーションが増える
・自立心が芽生える
・食に興味がわきやすい
・五感が発達する
・自信が育つ

このメリットだけでなく、料理を通して「食べることが好きになる」「料理が一通りできる」ようになることで、将来子どもが一人暮らしをしたり、家庭を持つタイミングが来た時にも、きっと彼らの役に立ってくれることでしょう。

あとあとママがラクになる

子どもがお手伝いをしてくれるようになると、あとあとママの負担が一気に減り、とてもラクになります。はじめは慣れるまでは大変かもしれませんが、ぜひこの世界を味わっていただきたい!

料理のお手伝いは何歳からがベスト?

実は料理のお手伝いっていつ初めてもOK!特に決まりはなく、子どもも意思疎通できるようであれば0歳でも大丈夫。

その中でも、私がおすすめする時期は“子どもが近くに見に来た時〟“子どもがやりたいと言った時〟です。その時がその子にとってお手伝いの最適な時期だと思います。

お手伝いの内容の適齢期と内容

0〜1歳:味見、触る、においを嗅ぐ
1〜2歳:味見、触る、においを嗅ぐ、ちぎる、まぜる、洗う、トッピング
2〜3歳:味見、こねる、型抜き、はさむ
3〜4歳:お米とぎ、盛り付け、運ぶ
4〜5歳:野菜を洗う、包丁で切る、ピーラーを使う、軽量する、卵をわる、ひっくり返す

0-1歳

この時期は、無理にお手伝いさせようとせず、食べものの名前を覚えたり興味をもってもらう時期。食事中に「シャキシャキシャキッ」と言いながらレタスを噛んでみたり、絵本を読ませたりするだけでも十分です。

余裕があれば、食材を触らせたり、においをかがせながら「赤いね〜」「甘いね〜」「丸いね〜」などと教えていくと、興味をもってもらうキッカケになります。

2歳

レタスをちぎって、他の材料と混ぜてサラダにしたり、きのこをほぐしたり、玉ねぎの皮をむいてもらったり、簡単なむき作業やまぜ作業が向いています。

ホットケーキの混ぜるところをお手伝いしてもらってもいいですね。向きはバラバラですが、お箸並べもできるようになる時期です。

3歳

粘土遊びにも興味が出てくるこの時期は、クッキー生地を作って型抜きまでしてもらえます。ロールパンをサンドイッチ風にして、具材を挟むのも喜びます。ホイップクリームなどのトッピングも!

4歳

ご飯やおかずをお皿に盛り付けて運べるように。自分の食べたい量を盛り付けてもらうようにすれば、自分のおなか具合を見て食べる量を調整する練習にもなります。〝残して食べ物を無駄にしない〟というしつけにもなりますね。

5歳

道具を使うことが増えます。刃物なども使えるようになるので、あらかじめしっかりとルールを決め、目を離さないようにしましょう。包丁は、子ども用の包丁が安全でおすすめです。

味見をさせることもお手伝いの一環

中でも「味見させること」は、年齢に関係なくおすすめです。味見させた時は、ぜひ感想を聞いてみてください。

味見を通して食に興味を持ってもらいやすいです。「何と何を混ぜるとどんな味になるのか?」「美味しい、美味しくない、味が薄い、濃い」などの味センサーも育まれます。また、ママが自分の好みの味つけにしてくれた体験をすることで、自分の発言に責任を持つようになり、自発性が生まれやすいのです。

まとめ

今回は「料理のお手伝い時期と年齢別のお手伝い内容」についてお伝えしました。

「食」は生活から切り離すことができない大切な要素です。こころも身体も健康で元気いっぱいなまま居続けてもらうためにも、お手伝いを通してぜひ興味をもってもらいたいですよね。

何度も言いますが、子どもをお手伝いっ子にすることで、あとあとママの手が空きラクになります。今夜もご家庭の食卓に楽しい花が咲きますように。

今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

保育士/webクリエイター

フィンランド好き保育士。素敵に見えるあのママも、悩み事なんてまるで無さそうなあの人も、実はみんなみんな子育てで悩んでいます。そんな毎日子育てを奮闘しているママさんたちが、少しでも肩の力が抜けて、笑顔になって、一歩踏み出せますように...という想いを込めて、ママさんひとりひとりの気持ちに寄り添う、まるでラブレターのような記事をお届けします。記事の内容は、保育士19年の経験、日々受けているお悩み相談からの気付き、そして、子育てで絶賛お悩み中のママへのインタビューを参考にしています。

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