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【韓国スイーツ】「ヨアジョン」って何?韓国式ヨーグルトアイスが大人気|日本のコンビニでも買える!

西嶋広美翻訳者(韓国語)/フリーライター
クリーミーヨーグルトボール(筆者撮影)

今夏、若者を中心に日本でも話題沸騰中の「ヨアジョン」。「人の名前?」と思った方、大丈夫です。私(筆者)も最初、そう思いましたので!

韓国では昨今、ヨーグルトをアレンジしたスイーツが人気を博しています。「ヨアジョン」もまさに、そのひとつ!

今回は「ヨアジョン」、そして、韓国式のヨーグルトアイスクリームについて紹介します。

■「ヨアジョン」とは

「ヨアジョン(YOAJUNG)」とは、韓国のヨーグルトアイスクリーム店(ブランド)の名前です。「ヨアジョン」は韓国語で、「ヨーグルトアイスクリームの定石(ジョンソク)」の略。「定石」は「手本」や「定番」という意味になります。2020年に創業し、瞬く間に大ヒット。チェーン店として300店舗近くを展開する巨大フランチャイズに成長しました。

韓国式ヨーグルトアイスクリームのイメージ画像(ヨアジョンとは関係ありません)
韓国式ヨーグルトアイスクリームのイメージ画像(ヨアジョンとは関係ありません)

ここ数年、ヨーグルトスイーツブームの韓国。K-POPアイドルたちも挙って、ヨーグルトのトッピングアレンジを紹介しており、その影響もあって「ヨアジョン」も人気店の仲間入りを果たします。

先月8日に韓国のコンビニエンスストアGS25で発売された限定コラボ商品(ヨアジョンパフェ)は、1週間で20万個を売り上げ、アイスクリーム全体の週間(同月8~14日)売上高1位となりました。

特徴は、何といってもトッピングの種類の多さ。フルーツに、ハニーコム(ブロック状の蜂蜜)やチーズキューブ(サイコロ状のチーズケーキ)などをのせて食べるのが人気なのだそうです。

韓国式ヨーグルトアイスクリームのイメージ画像(ヨアジョンとは関係ありません)
韓国式ヨーグルトアイスクリームのイメージ画像(ヨアジョンとは関係ありません)

最近は、ヨアジョン風のヨーグルトアイスクリームを手作りする方々も増えています。

■日本でも食べられる?

残念ながら、「ヨアジョン」の日本での店舗展開はありません(2024年9月9日時点)。

ただ、韓国式ヨーグルトアイスクリームを彷彿(ほうふつ)とさせる商品が、日本でも購入できます。それが、「クリーミーヨーグルトボール」です。ヨーグルト味のアイスに、ボール状のチョコレートがトッピングされています。

クリーミーヨーグルトボール(筆者撮影)
クリーミーヨーグルトボール(筆者撮影)

【商品概要】
商品名:クリーミーヨーグルトボール(175ml)
価格:340円(税込/購入時=2024年9月8日の値段)
発売日:2024年6月4日(ナチュラルローソン)

パッケージには韓国語で「すくって食べるヨーグルトボール」と書かれています。

韓国の人気ヨーグルト「ビヨット」に似ているとも話題になっていますが、まさしくそのビヨットをコンセプトにしているそうです。ビヨットは「韓国発祥の進化系ヨーグルト」として、日本のSNS上でも注目を浴びました。

■さっそく、「クリーミーヨーグルトボール」を食べてみた!

クリーミーヨーグルトボール(筆者撮影)
クリーミーヨーグルトボール(筆者撮影)

ヨーグルトの酸味がきいた甘さ控えめのアイスに、チョコボールはパフチョコのようなサクッとした食感で、あっさりとしたアイスクリームが好きな方にぴったりだと思います。

上述したビヨットは、実は20年前からあるもの(2004年発売)。私にとっては、どこか懐かしさを感じる味(組み合わせ)でした。

ちなみに私は、ナチュラルローソンで購入しました。(2件目で発見!)
“ヨアジョン風”にトッピングを加えてアレンジしてもおいしそうですよね。

そのほか、ドン・キホーテや西友、コリアンタウンにある韓国版コンビニエンスストアやスーパーで販売されているようなので、機会があったらぜひ食べてみてください。

(※店舗によっては販売されていない場合があります)

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翻訳者(韓国語)/フリーライター

小学生の頃から韓国が大好き!“韓国歴”は30年以上。神田外語大学韓国語学科卒(在学中「韓国外国語大学校」に交換留学)。大学卒業後は約18年間に渡り、韓流ポータルサイトのニュース記事(芸能・政治・経済・社会・スポーツ・北朝鮮)翻訳&コンテンツ企画業務に従事。インタビューや取材記事なども多数執筆。現在はフリーランスの翻訳者&執筆家(writer)として活動しています。

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