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【大阪・梅田】絶滅危惧種的大阪ご当地グルメ「くわ焼」の注目店がうめだ阪急に登場!

高田強編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

うめだ阪急のニューフェイスは大阪名物の店

▲阪急うめだ本店12階にできた「くわ焼・鉄板焼・ワイン 九志焼亭」
▲阪急うめだ本店12階にできた「くわ焼・鉄板焼・ワイン 九志焼亭」

 先日、ランチで訪問したのが 阪急うめだ本店12階にできた「くわ焼・鉄板焼・ワイン 九志焼亭」の試食会。

▲旬菜コース(画像はお店提供)
▲旬菜コース(画像はお店提供)

 11月11日のオープンの少し前タイミングで旬菜コース(1人前)2,900円をいただきました。

 お邪魔した「九志焼亭」はくわ焼が看板メニュー。このくわ焼、大阪のご当地グルメなのですが、大阪に住んでいても食べたことがない人が多いという料理。千日前の相生橋に「くわ焼 たこ坊」という創業60年を超える名店があったのですが、こちらも昨年2020年に閉店。

 このくわ焼ですが、串の鉄板焼。

 上に鉄板を置いて焼くというのが大きな特徴。鉄板を置くことで、下から上がってきた熱を上の鉄板が受け止めて下に戻すような効果があるそうです。

 この絶滅危惧種的存在のくわ焼をメインで味わえるのが「九志焼亭」。今回のお店が5店舗目となります。名店と言われた「くわ焼 たこ坊」も名物メニューがエビパンだったくらいの創作性の高い料理なので、「九志焼亭」も独自アレンジを加えたメニューをそろえます。

前菜から個性的な料理がそろう

▲前菜3種。
▲前菜3種。

 旬菜コースの最初に出てくるのが、ブリカルパッチョ、生ハムリンゴチーズ、芽キャベツ里芋アンチョビソースの前菜3種。生ハムはリンゴとの間にチーズが忍ばされているなど、細かな仕事が施されています。

▲ブリ大根(左)、かきの木茸の豚巻(右)。
▲ブリ大根(左)、かきの木茸の豚巻(右)。

 最初に出てきたくわ焼は、ブリ大根と、かきの木茸の豚巻。かきの木茸は、なめこのようななめらかさで、えのきのような食感です。

▲タコととろろ明石焼き風。
▲タコととろろ明石焼き風。

 スープのタコととろろ明石焼き風。上品な卵焼きがダシに浸かっています。

▲カキのベーコン巻(左)、白子とカブ(右)。
▲カキのベーコン巻(左)、白子とカブ(右)。

 次に登場したくわ焼は、カキのベーコン巻と、白子とカブ。

 白子とごはんの相性が最高。

 コースには、ごはん、味噌汁、お漬け物が付きます、タレ類はほとんど使いませんでした。

▲アスパラの豚バラ巻(左)、鶏ムネトマト(右)。
▲アスパラの豚バラ巻(左)、鶏ムネトマト(右)。

 アスパラの豚バラ巻とともに来たのは、鶏ムネトマト。ガーリック醤油味でパン粉に脂とタレが染み込み、胸肉とは思えないジューシー。トマトの酸味ともよく合っています。

▲和牛赤身ミニステーキ。
▲和牛赤身ミニステーキ。

 メインとして出されるのが、和牛赤身ミニステーキ。ミニとは思えないボリュームです。ジューシーで少し歯応えのある肉々しさが魅力。

▲渋川栗とミルクのアイス。
▲渋川栗とミルクのアイス。

 デザートの渋川栗とミルクのアイスまで付いているので、おなかいっぱいになります。こちらは夜でも楽しめますし、常時20種以上のワインもラインアップ。

 2,900円と、庶民からすればちょっと贅沢なランチですが、出てくる内容とデパートのレストランだということを。考えると納得。田舎から訪ねてきたご両親や、大阪観光に来たお友達を案内するお店としていいのではないでしょうか。

※コース内容は季節によって変わります。

くわ焼・鉄板焼・ワイン 九志焼亭
住所/大阪府大阪市北区角田町8-7
阪急百貨店うめだ本店12階 
レストラン街『祝祭ダイニング』
電話/06-6361-1381
営業時間/11:00〜22:00

編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

関西ウォーカー、SKYWARD(JAL機内誌)、おとなの週末などの雑誌やwebサイトで、関西圏の飲食店やエンターテイメントについて、記事を書いています。ほかに、電鉄、食品、製薬会社、商業施設、テレビ局発行のフリーペーパーなども製作。カンテレ「よーいドン!」やMBS「魔法のレストラン」などのテレビ番組のグルメ情報コーナーでのコメント出演をちょくちょくしています。

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