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【京都市伏見区】伏見の酒造りと月桂冠の歴史が学べ 試飲もできるお酒の資料館

くまライター(京都市)

京都・伏見は日本有数の酒どころとして知られます。伏見で創業し、日本有数の酒造メーカーである月桂冠が運営する「月桂冠大倉記念館」は、伏見と月桂冠、酒造りの文化と歴史について深く知ることができるお酒の資料館です。見学した後は実際に日本酒を楽しむことができます。

日本有数の酒どころ・伏見

伏見は水が豊かな土地です。よいお酒を造るにはよい水が欠かせません。そのため伏見では古くから酒造業が盛んでした。

江戸時代には国内有数の酒どころとなり、兵庫県の灘に並ぶ清酒の産地となります。

現在も酒造メーカーの酒蔵が多く建ち並び、お酒の町として風情を味わうことができます。

元酒蔵を改装した お酒と月桂冠の資料館

「月桂冠」は伏見で1637年に創業された老舗の酒造メーカーです。

「月桂冠大倉記念館」は、1909年(明治42年)に建造された酒蔵を改装した、月桂冠とお酒の資料館。実際に使われていたという酒造道具類や月桂冠に残る貴重な資料などを展示し、お酒の作り方や材料、道具、月桂冠の歴史などを紹介しています。

月桂冠大倉記念館へは、京阪中書島駅から北へ徒歩5分。近鉄桃山御陵前駅、京阪伏見桃山駅からも南へ徒歩10分ぐらいの場所にあります。周辺は酒蔵群が連なり、風情があってぶらぶら歩くだけでも楽しい。すぐそばに月桂冠の本社があります。

入館料を払うと、小箱に入ったおちょことメダルが3枚渡されます。これは後ほど必要となるので大切に持っておきましょう。

館内はホール、南展示室、北展示室に分かれています。

まずホールで動画「おいしいお酒ができるまで」を見た後、南展示室へ。ここでは月桂冠の歴史が紹介されています。

次の北展示室では、酒造りに使われていた道具が展示されています。これらは実際に使われていたもので、京都府有形民俗文化財に登録されている貴重なものです。

中庭に出ると井戸があり、ここで伏見の水を味わうことができます。

伏見の水はきれいで鉄分が少なく、酒造りに適した水だとされています。
自分には水の味はわからないのですが、とても美味しい、らしい。

うれしい試飲つき

最後に、季節ごとに用意された月桂冠のお酒の中から3種類を試飲できる「きき酒体験」ができます。ここで入館時に渡されたおちょことメダルが必要になるわけですね。メダル1枚につき、1種類の試飲ができます。

お酒について学んできたあとなので、これがうれしい。

試飲のお酒は、10種類用意されています。どれも魅力的なので、選ぶのに悩んでしまう…

それぞれのお酒の特徴は壁に貼られていますが、スタッフさんに聞くと親切に教えてくれます。

悩んだ末、今回は「京しぼり 祝米」「果月」「プラムワイン」をチョイス。王道の「京しぼり」はもちろんですが、果物のようにフルーティな「果月」と果実酒の「プラムワイン」も美味しい!

このおちょこもいい記念になります。
このおちょこもいい記念になります。

試飲のお酒はすべて隣の売店で買うことが可能。自分も購入したお酒といただいたおちょこでお酒ライフを満喫しています。

月桂冠大倉記念館
住所/京都市伏見区南浜町247
電話/075-623-2056
営業時間/9:30〜16:30
入館料/20歳以上 600円、13〜19歳 100円、12歳以下 無料
Webサイトはこちら

ライター(京都市)

大阪生まれの大阪育ち、京都在住のライター・DTPデザイナー・イラストレーターです。京都の情報誌を経てフリーランスになりました。よろしゅうおたのもうします。

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