新品ゴールネットが佐古小学校に届いた瞬間をパシャリ♪こぼれる笑顔と力強いシュート練習を取材【徳島市】
徳島市南佐古にある「佐古小学校」に2024年2月1日(木)、「NPO法人スポーツ巡回ネットワーク」よりサッカー用の新品ゴールネットが贈られました。
新品ゴールネットは、昨年2023年に「スポーツ巡回ネットワーク」がクラウドファンディングを立ち上げて支援金を募り、希望の小学校などに配布しているものです。
「スポーツ巡回ネットワーク」とは、徳島市東沖洲でフットサルコートの運営をおこなう「シーサイドフットサル徳島」の代表理事「黒部 雅統(くろべ まさのり)」氏が、寄付を募って運営。
スポーツの地域格差をなくしたいと、全国の離島や山奥で子どもたちにスポーツの楽しさや喜びを届けているNPO団体です。
クラファンを立ち上げた背景には、少子化による影響がありました。
実は、小学校にあるサッカーゴールのネットは、学校の卒業とともにサッカークラブなどから卒団する生徒の保護者たちから贈呈されることが多かったようです。
けれど少子化の影響で生徒数が減り、複数の小学校で作る合同チームが増加。
チームは、各小学校を巡回する形で練習を行っています。
そのため、学校の備品として扱われるゴールネットをどの小学校に贈るべきか決められず、チームで購入することが減っているとのことでした。
ゴールネットは、ある程度は修繕をすれば使うこともできます。
それでも、頭上のネットが垂れ下がったり足元のネットが破れたりすると、キーパーを務める子供がケガをする可能性もあり危険です。
そこで、まずは希望する四国内の小学校などに新品ゴールネットを配布したいとのクラファンを立ち上げたところ、56万4,000円もの支援金が集まりました。
そして2024年1月30日(火)より、希望のあった徳島県内4校ならびに、愛媛県2校と高知県1校へのゴールネット配布が開始。
徳島市内にある「佐古小学校」では新品ゴールネットの受け渡し後、子供たちや保護者、そして指導者から多くの笑顔がこぼれました。
その後、保護者や関係者によって新品ゴールネットへの交換作業が開始。
交換後は、楽しそうにシュートの練習をする子どもたちの姿がみられました。
これからの時代を生きる子どもたちが、少子化や生まれた環境に左右されることなく平等にスポーツを楽しむことができるよう祈るばかりです。
■NPO法人スポーツ巡回ネットワーク
【住所】徳島市東沖洲 2丁目15-2
シーサイドフットサル徳島 事務局内