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大崎市古川【鳥文】メニューがなんとおまかせのみ!70年以上続く老舗創作料理店の本気に脱帽してしまった

ささキジ取材が得意なWebライター(遠田郡・大崎市・登米市)

どうも、笹です。

おまかせメニュー。おまかせコース。

この響き。20代の頃に憧れた人も多いのではないだろうか?

「いつかは私も洒落た店でおまかせで…って言いたい」

わかる。わかりますぞその気持ち。

私今回、すごいお話を耳にしたんです。

大崎市古川の【鳥文】という創作料理店はメニューが【おまかせ】しかないらしい。

そんなこと聞いてしまったら、行くしか無いよね。

※料金、住所等は記事後半にてお伝えします

ということで!!

行ってきましたよ。

鳥文に。

駐車場はあるのですが、初めて行く際は近くのパーキングに停めて行ったほうが良いです。

なぜかというと、一方通行などもある小道を進むことになるので最初は歩いて行ったほうが…と思います。場所はナビ通りに歩いていけばたどり着けます。

早速店内に…

おいおいおいおい。なんてお洒落なんだ。

※今回は鳥文さんのHPが公開され、取材も訪れるということで親方のテンションが激増、粋な計らいとしてライトアップをしていただきました。

では早速創作料理。おまかせコース。いってみよう。

アワビの器に入っているのが、ザーサイです。

手前が塩辛を乗せた田楽とわかさぎ。

奥が味噌漬けにしたおぼろ豆腐です。

味噌漬けのおぼろ豆腐がすんごいうまいです。上品なチーズのような味と和の旨み。

エビチリ。

ん?と思った方。安心してください。私も、ん?と思いました。

エビは生のエビを使用していて、チリ味に仕上げ、コーンフレークが添えられています。

味の想像ができないですよね?

それでいいんです。想像しなくていい。考えなくていいんです。感じましょう。

エビのプリプリ感と、コーンフレークのサクッと感が、合う!すっごいおいしいです。

そして茶碗蒸し

  • しらうお
  • ホッキ貝
  • 生のり
  • 白きくらげ

が茶碗蒸しの上に乗っています。

食感が何層にも重なっているのに、味が1つにまとまっている。

頭の中が???状態なんですが、【うまい】という事実のみをひしひしと感じます。

焼鳥と

奥にある……

これはなんだろう。

お話を聞くと、【豚の耳を細かく刻んで蛤と煮込み、固めたもの】とのこと。

見た目からも想像できない、説明を聞いても想像できない。

食べるとわかる。

豚の耳のジャキジャキ感と蛤の風味、合う!なんでこれが合うのかわからない。合わせるまでの過程も想像できない。

でもほんっとうにおいしい。

豚の野菜あんかけ

  • アロマレッド人参
  • スナップエンドウ
  • 芽キャベツ
  • きんかん
  • 長芋
  • ヨーグルトに漬けた豚肉

が使われているとのこと。野菜たちの食感が、あれ?野菜ってこんなにメインになるくらい楽しめるものだったっけ?うまかったっけ?と再認識させてくれます。

特にアロマレッド人参、スナップエンドウが個人的にものすごい食感。食感をうまいと感じたのはもしかしたら初めてかも。

そしてそしてー…

仙台牛!!!きんかんのソースと塩をちょびちょびと絡めつつパクリ。

なんでだろう。なんで目を閉じちゃうんだろう。

きっと脳が、この仙台牛を味覚のみで感じるんだ。視覚は一旦遮断しろ。と命令したんだと思います。

当然おいしいです。

最後に…

うどんと

パタ崎さんの紙袋に入ったおにぎりが2個!!こちらは持ち帰ってもいいそうです。

おにぎりはおまかせコースの中では唯一の固定メニュー。

大崎市のささ結を使用していて、素材を味わってほしいということで塩むすびで提供されます。

うまいしか言えてない自分が歯がゆいんですが、仕方ないです。うまいんだもん。

うどんはつるつると優しい味付けでスルスル食べれてしまうし、おにぎりは思わず無言になってしまうおいしさ。

すっきりとした甘さを感じます。口に入れた時の米同士のほぐれ具合がおいしくて楽しくて無言になりました。

今回伺ったメンバーが若い人が多かったということで、もっと食べれるでしょ!という親方の粋な計らいで特別にいただいた

カニの出汁入りチャーハン!うんまいの。ごはんとうどんのあとに出てきたとは思えないくらいパクパク食べちゃったの。

言い方が適切なのかはわからないのですが、塩梅がすんごくいいんです。うまいと感じるところにしっかりジャストミートしてくる感じ。

この感覚は食べてみないとわからないかなぁ…

写真だけで伝わらないおいしさが確実にあります。それを伝えるのがライターの仕事なのに、言葉にできないもどかしさ…勉強します。

ちなみに日本酒などのお酒もこだわっているとのお話でした。

写真の飲み物はノンアルコールドリンクです!飲まない方も問題ないので安心してください。

ということでごちそうさまでした!

ぜひ皆さんも行ってみてください。

また、仕込みなどの関係で提供できる料理に限りがありますので事前にご予約することをおすすめします。

名称:鳥文
アクセス:〒989-6143 宮城県大崎市古川中里1丁目7−40
駐車場:アリ
■営業時間
営業時間:17時~23時(閉店)
定休日:日曜日
■席数について
お席はカウンター7席と座敷(最大10人)があり、
それぞれ別の玄関で人目を気にしない造りになっています。
■メニュー
おまかせコース 3,500円〜 (消費税10%サービス料10%別途)
金額により内容、品数が異なります。
鳥文はおまかせのみの為、お料理のご要望やご変更は致しかねます。
品数の目安は、7品ほどとなります。(4,500円の場合)
※ドリンク代金別
■詳細の確認や予約などは下記の鳥文公式HPにてご確認ください
鳥文公式HP
■もっと鳥文が好きになる!鳥文の女将にガッツリとインタビューをした記事は下記になります。

大崎市古川【鳥文】メニューはおまかせのみ…だと?味の予想がほぼ不可能な創作料理を本気で愉しむ(いいとめインフォ)

取材が得意なWebライター(遠田郡・大崎市・登米市)

宮城のローカルメディア【ミヤキジ】を運営しています。コミュニケーション能力、謎で無駄な企画力、独特な感性をフルに駆使し宮城県に関する記事を量産していています。特に"人"に焦点を当てた取材記事がめっぽう好きです。心の中でツッコミを入れながら読むと私の記事は輝きを帯びます。

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