えのきは「線から切らないで下さい!」料理人が必死の呼びかけ【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「えのき」は好きですか?
「えのき」って、キノコの中で比較的クセがなく、どんな料理にも合わせやすいですよね。炒め物や鍋、スープなどに使われることが多い「えのき」ですが、実は天ぷらにすると驚くほど美味しいのです。まだ、試したことがない方はぜひやってみてください!
そんな、我々の食卓を支えてくれている「えのき」ですが、皆さんは「えのきの正しい下処理」を出来ていますか?おそらく、ほとんどの方がやらかしているのではないでしょうか…。
今回の目次
- えのきは線から切らないで下さい!
- 「線」の正体とは?
- 新鮮なえのきの選び方
- まとめ
えのきは線から切らないで下さい!
皆さんは、えのきの下処理をするとき「どこから切っていますか?」
多くの方は、上の画像の点線より下が「石づき」だと思い、切り落としているのではないでしょうか?しかし、それは正しい切り方ではありません!
えのきの正しい切り方はこちらです↓
そうなんです!えのきの石づきは下から1cm程度を目安に切り落とすだけで良いのです。つまり、線に沿って切る必要は無いのです!
「線」の正体とは?
でも、えのきにある「線」の正体とは何でしょうか?
実は、この線は…えのきが育てられていた栽培容器である「菌床ビン」の口の跡なのです!
多くの方が「ここから切るもの」と思いがちですが、実はこの線に、そのような意味はありません。えのきを切る際、その線から切り落とす必要はないのです!
えのきは下にある、おがくずが付いた部分だけを切り落とし、その他は全て美味しく食べられます。根元の部分には栄養や旨味がたっぷり含まれており、そのまま焼いて食べても美味しいです。もちろん、手で裂いて料理に使うのもアリです!
新鮮なえのきの選び方
せっかくなので、皆さんに「新鮮なえのきの選び方」を伝授したいと思います。えのきを含むキノコ類は鮮度が落ちやすいので、いかに新鮮なものを買えるかが大事なポイントになっていきます。
皆さんが、買う際に見るべきポイントは以下の3つです。
①乳白色で透明感はないもの
②カサが閉じているもの
③袋の内側に水滴が付いていないもの
この3つのポイントを押さえれば、新鮮で美味しいえのきが選べます。ぜひ試してみてくださいね!
まとめ
- えのきの石づきは下から1cm程度を目安に切り落とすだけで良い
- 線の正体は、えのきが育てられていた栽培容器「菌床ビン」の跡