【仙台市】優しく灯る天燈が夜空を舞う。広瀬川灯ろう流しに祈りを込めて。
広瀬川灯ろう流しが今年も開催されます。
毎年旧暦の送り盆にあわせ、曜日を問わず8月20日に開催するこの広瀬川灯ろう流しは、今年で34回目を迎えるそうです。
広瀬川灯ろう流しの由来は、はるか昔江戸時代まで遡ります。
「天明の大飢饉」、「天保の大飢饉」など、後世にも広く語り継がれる大飢饉がありました。
中でも「東北凶作」と言われる東北地方を襲った冷害による飢饉は、江戸時代最悪の飢饉と呼ばれるほどの大凶作でした。
仙台藩では人々を救おうと、広瀬橋付近にお救い小屋を建ててお粥などをふるまったそうですが、それでも多くの方が残念ながら命を落としてしまったそうです。
以来、鎮魂の願いをこめ、悲しい運命を遂げた方々を供養するため、灯ろう流しがはじめられたと伝えられています。
時代の移り変わりとともに少しずつ姿形をかえ、現代の灯ろう流しはコンサートや縁日屋台なども出店する夏の風物詩となりました。
地元の方々にはもちろんのこと、市内外の方にも広く周知される鎮魂祭となっています。
第34回 広瀬川灯ろう流し
- 日程:2023年8月20日(日)
- 時間:12時~20時30分
- 場所:広瀬川河岸(宮沢橋~広瀬橋)
- 料金:観覧無料、灯ろうは別途料金
- 内容:灯ろう流し、天燈打上げ、コンサート、縁日屋台など
イベントタイムスケジュールはこちら。
灯ろうを流すのに宗教・宗派は問いません。
そして理由も問いません。
購入すればどなたでも流すことができます。
手にする方の心を穏やかに添え、灯りを燈すのみなのです。
また、今年は川に流す灯ろうだけではなく、天に舞い上がる天燈も打ち上げるそうですよ。
こちらも前売のほか当日販売もあるそうですが、天燈の打上げは200個限定とのこと。
ご希望の方は前売りでの購入が確実かもしれません。
前売券は長町駅前プラザなど、「広瀬川灯ろう前売券取扱所」で購入することができます。
灯ろう前売券取扱所一覧はこちら。
- 渡源(Watagen)
住所:仙台市太白区長町1-2-5
TEL:022-246-4444 - 赤井沢長町本店(Akaizawa Nagamachi)
仙台市太白区長町5-3-3
TEL:022-247-8848 - 長町駅前プラザ(Nagamachi Ekimae Plaza)
仙台市太白区長町5-1-5
9:00〜18:00 - 河原町商店街(Kawaramachi Shopping Street)
取扱い店は、店頭にあるこのポスターが目印です。
灯ろうの販売価格、灯ろう前売券取扱所一覧、ステージ出演者、タイムスケジュール、場内MAPなど、広瀬川灯ろう流しの詳しい内容はこちらの公式サイトよりご確認ください。
【施設情報】
長町駅前プラザ
宮城県仙台市太白区長町5丁目1−5