お取り寄せ可。練乳の優しい風味が珈琲に合う、長く愛される老舗の和菓子【関西土産】
9月9日は重陽の節句(菊の節句)。旧暦の九月九日(現在は新暦)に陽数(奇数)である九が重なることからめでたい日とされ、様々なかたちで邪気を払ったり長寿を祝うなどしたのだそう。そんな九月は節句以外にも秋彼岸や中秋の名月など秋らしい行事が訪れる月。多くの和菓子屋さんでもこの時期には菊の和菓子が作られています。
今回ご紹介するのはそんな9月にぴったりの菊のおまんじゅう、奈良の菊屋さんがつくる菊乃寿(きくのことぶき)です。
裏面に原材料が書いてあります。
包装紙を開くと密封された鮮やかな正倉院文様の箱が現れます。月餅などが入っていそうな雰囲気です。
箱を開けるとお菓子が現れます。こちらは5個入り。他に10個、15個、20個があるとのこと。
一つ取り出してみます。菊乃寿という文字周りの白い葉菊柄が中のおまんじゅうと合うようになっているのがユニークです。
包みから取り出すとほどよく焼き色がついた菊のお饅頭が現れます。
横から見るとふっくらとした菊の形になっています。
底面はしっかり焼き色がついていました。
上から見ると中央に立体感のあるしべがあります。
菊の花びら部分は指で押すとへこみます。あんと皮の間に隙間があってそのへこむ感触が面白いです。外側の生地には練乳が使用され和菓子というより洋菓子寄りの馴染みやすい風味。世代を問わず愛されそうな優しい味です。
おまんじゅうを割ってみます。
中のあんは白小豆と福白金時豆をブレンドしたこだわりの白あん。口の中でほろっと溶けるような食感で粘りもなくさっぱりしています。くせがなく珈琲にもよく合うため、珈琲好きの方への贈り物としても喜ばれそうです。
菊乃寿は菊屋さんの店舗で購入できる他、公式サイトや大手ショッピングサイトからもお取り寄せが可能です。販売以来60年以上も愛されている菊屋さんの菊乃寿、9月の贈り物や関西土産、手土産にいかがでしょうか。
ショート動画(33秒)でお菓子の質感を撮っています。購入される際のご参考にどうぞ。
今回ご紹介したお店とお菓子
菊屋
菊乃寿5個入 1,500円(税込)