文大統領支持率は過去最低!野党の「チョ法相退陣運動」には反対!意外な世論調査結果
韓国の世論調査専門機関「リアルメーター」が9月16~18日の間に全国有権者約2千人を対象に行った世論調査の結果が出た。文在寅大統領の支持率は大統領就任(2017年5月)以来、過去最低を記録した。
▲文大統領支持率
「支持する」・・・・・・43.8%(-3.4%)
「支持しない」・・・・・53.0%(+3.0%)
これまでの最低値は今年3月(第2週)の44.9%。世代別でみると、最低は60代以上の32.4%。20代も43・7%(前週比5ポイント減)と低い。
大統領支持率の急落とともに与党「共に民主党」の支持率も下落した。政府与党が民意を押し切ってチョ法相を強行任命したことが影響しているようだ。野党「自由韓国党」の支持率が上昇し、その差は6%に縮まった。
▲与党と野党第1党の支持率
与党「民主党」・・・・・38.2%(-1.3%)
野党「韓国党」・・・・・32.1%(+2.0%)
ちなみに直前の「韓国リサーチ」の調査(9月10-11日)では;
「民主党」・・・・・33.7%(38.5%)
「韓国党」・・・・・22.7%(19.6%)と11%も開いていた。
注目のチョ法相任命では、「反対」が「賛成」よりも20%も多い。「韓国リサーチ」の調査では「反対」は51.0%、「賛成」は38.9%と、差は12.1%だった。
▲チョ法相任命
「反対」・・・・・・・・55.5%
「賛成」・・・・・・・・35.3%
なお、「リアルメーター」は18日、「オーマイニュース」の委託を受けて別途、約500人を対象に野党が主導しているチョ・グック法相退陣運動についても賛否を聞いているが、意外な結果が出た。予想に反して「反対」が「賛成」を上回っていた。
▲野党のチョ法相退陣運動
「反対」・・・・・・・・52.4%
「賛成」・・・・・・・・42.1%
最大野党の「自由韓国党」はチョ法相辞任を求め黄教安代表自らが剃髪するなど女性議員を含む剃髪による抗議が続いているが、国民の半数以上が反対に回った理由について「オーマイニュース」ではチョ法相任命事件の長期化による疲労感のほか、アフリカ豚コレラ発生や国際原油価格上昇など民生問題が台頭したことや剃髪という極端な方法への拒否感が背景にあるとみている。