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両チームで17投手が登板の熱闘 結末は延長12回サヨナラ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
サヨナラ犠飛を放ったチャン・ソンウ(写真:kt wiz/初報から差し替え)

27日のKBOリーグは3試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

5位までがポストシーズンに進出可能なKBOリーグ。SSGランダーズと同率5位で並ぶKTウィズが最下位のキウムヒーローズと対戦した。

試合はKTが3回までに5-0とリードするも、キウムが5回に同点に。その後両チーム2点を追加し、7-7で延長戦に突入した。

延長に入るとどちらもリリーフ投手が踏ん張り、両者無得点のまま12回裏へ。KTは1死一、三塁のチャンスを作ると3番チャン・ソンウのライトへの飛球が犠牲フライとなってゲームセット。KTが8-7でサヨナラ勝ちした。

チャン・ソンウは19号3ランを含む5打点の活躍を見せた。またこの試合、KTが8人、キウムは9人の投手を起用。両チーム合計17投手が登板する熱闘となった。

KTは71勝70敗2分けとして単独5位に。SSGと0.5ゲーム差をつけた。KTはあす28日のキウム戦が今季最終戦。一方SSGは残り2試合であすハンファイーグルスと、30日にキウムと対戦する。

映像:KTの9、12回の攻撃(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇9月27日(金)の結果

・KT 8 - 7 キウム(スウォン)

 勝:ウ ギュミン

 敗:パク ポムジュン

・ハンファ 8 - 0 KIA(テジョン)

 勝:ワイス

 敗:ファン ドンハ

・ロッテ 13 - 6 NC(プサン)

 勝:ハン ヒョンヒ

 敗:イム サンヒョン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「来季の開幕は3月22日」

韓国野球委員会(KBO)は26日に第4回理事会を開き、来季のシーズン開幕を3月22日(土)に決定、発表した。また気温上昇により7、8月の日休日ゲームの試合開始を17時から18時に変更。これまでダブルヘッダーは4~6月と9月以降の必要時に編成されていたが、来季は6月には行わないことを決めた(6月1日除く)。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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