羽田空港、お盆は空港駐車場満車に加え、バス利用も注意。思わぬ事での飛行機乗り遅れに注意
台風が通過中の関東地方であるが、本格的なお盆休みがいよいよスタートする。飛行機で羽田空港から帰省や旅行に出かける人も多く、チェックインカウンターで荷物を預ける人が多いことから、いつもより早めに空港に到着するように各航空会社では呼びかけている。そんな中で、お盆期間中に羽田空港へ車やバスで向かう人に注意が必要なのが、駐車場満車と周辺道路の混雑である。
毎年恒例となった夏休み期間中の羽田空港駐車場満車問題
お盆期間を含む夏休み期間中、羽田空港へ向かう際にはいくつか気をつけなければならない点がある。既にこの数年の恒例となっているが、自家用車で羽田空港へ向かう際にターミナル直結の駐車場が満車で入れないということだ。
ピーク日には朝7時前後で満車になってしまう日もあり、混雑具合によっては入庫まで数時間待ちということもあり、これまでも飛行機に間に合わなかったケースが多く発生している。駐車場の混雑状況はアイポスネットのリアルタイム駐車場情報から確認することができる。検索サイトから「羽田空港 駐車場 混雑」と入れれば簡単に調べられる。
自宅出発前に全駐車場が満車になっている時は車で羽田空港へ向かうことは控えるのが無難。朝6時台の便や夜便の利用時は繁忙期でも基本的に駐車場が満車になることはない。
国内線満車で国際線に駐車できることもあるが・・・
羽田空港の傾向としては、国内線第1ターミナル・国内線第2ターミナルの駐車場(特に第2ターミナル)が最初に満車となることが多い。国内線の両ターミナルの駐車場が満車であっても国際線ターミナルの駐車場に停められることもあることから、諦めずに上記のアイポスネットで混雑状況を確認して向かうといいだろう。通常の期間であれば、国内線ターミナルは24時間あたり最大1500円、国際線ターミナルは最大2100円となるが、多客期(今年は7月14日~9月2日)は両ターミナル共に最大2100円と同額となる。状況に応じて国際線ターミナルの駐車場に停めた後、ターミナル間連絡バス(無料)で移動することになる。
国際線ターミナルが満車であれば空港敷地内の駐車は厳しくなり、蒲田周辺で探す方法もあるが、意外に停めやすい場所として距離は離れるが東京モノレールの天王洲アイル駅周辺などに駐車してモノレールを利用する人もいる。ただこの時期になると毎年、駐車場が満車になるということを知る利用者も年々増えてきており、車で空港に向かわない人が増えている。
駐車場だけじゃなくバス利用も注意
特にお盆期間中において、もう1つ注意しなければならないことがある。それが羽田空港周辺の高速道路の渋滞。夏休み期間中でも、都心から羽田空港へ向かう場合の渋滞が生じても、それなりに流れるのであるが、お盆期間中については、時間帯によっては羽田空港からレインボーブリッジあたりまで渋滞が伸びることもある。
この渋滞は羽田空港を車で訪れる人が多いのではなく、その先の東京湾アクアラインで房総方面へ向かう車の渋滞が首都高速道路湾岸線まで伸びてしまうからだ。そして、この渋滞はとにかく全然前に進まない渋滞で、渋滞を抜けるまでにかなりの時間を要することになってしまう。加えて、迂回路になる首都高速1号羽田線も渋滞が長くなってしまうので、首都高速道路を走行するリムジンバスの利用にも注意する必要がある。
東京方面からだけでなく、横浜方面からも同様に渋滞になることもあるので、乗車する前に渋滞情報を確認してから利用するか、最初から東京モノレールや京浜急行を利用するか考えた方が無難だろう。特にリムジンバスの場合は、タクシーや送迎の車などと違って途中降車できないので、より注意が必要だろう。
それ以外でも、リムジンバスは通常時よりも利用者が多く、便によっては満席で積み残しで発車してしまうこともあるので、バスを利用する場合でも早めにバス停に到着するように心掛けたい。
普段、出張や旅行などで羽田空港を利用する人でもお盆期間中だけは、いつも以上にかなりの時間の余裕を持って空港へ向かうことをおすすめしたい。