【座間市】教えたいけど秘密にもしたい場所 店主の思いが沢山詰まった優しい珈琲店で癒しの時間を過ごす
小田急小田原線の座間駅から徒歩で約4分の場所にある「コーヒーノート」さん。実は以前から気になっていたお店です。
お店の前を通るとふわっと香る珈琲の香り。足を止めずにはいられません。実は一人でお店に入るのが苦手で、初めてのお店は中に入るまでが少し緊張してしまいます。
お店に入るとショーケースに並ぶコーヒー豆。その奥にカウンター席とテーブル席があります。不思議とお店に入ってすぐに感じる、1人でも落ち着く雰囲気。今回はカウンター席で珈琲をいただくことに。
伺った日(2024年4月19日)は、4月にしては暑かったこともあり、水出しアイスコーヒーをいただくことに。温かい珈琲を冷やしていただくアイスコーヒーとは明らかに違う美味しさです。水出しアイスコーヒーって時間のかかる贅沢な抽出方法ですよね。あまりにも美味しくて、こんなにも違うものかと驚いてしまいました。
店主さん曰く、熱い珈琲を冷ます際の温度が下がる時に、いわゆる雑味が生じるそうです。その点、水出しコーヒーは温度変化がないため雑味が生じにくいそうですよ。また、座間市の水道水はミネラルたっぷりの地下水を利用しており、その水の美味しさも関係していると思うとのことでした。
ちなみにカウンター席って珈琲を淹れているところや豆を挽いているところも見えて特別感がありますね!
そしてコーヒー豆の選別。一つずつ手で丁寧な選別をされています。その時の音がとても心地いいんです。しかも、一般的には生豆は洗わずに使われることが多いそうですが、こちらでは美味しくなるようにと心を込めてミネラル豊富な座間の地下水で洗って使われるそうですよ。こだわりが沢山詰まっているんです。
あまりに美味しくてホットコーヒーもいただくことに。店主さんに好みの珈琲を伝えて淹れていただきました。深煎り珈琲が好きであることを伝え、今回は「ブタ釜ブレンド・夜更かし」をいただくことに。
ブタ釜ブレンド・夜更かし
こちらは、油彩画で有名な20世紀のアメリカの画家エドワード・ホッパー(Edward Hopper)の「ナイトホークス」という絵画の中で提供されている珈琲をイメージにブレンドされたそうです。
「ナイトホークス」には夜更かしする人という意味があり、その通りにガツンとカフェインの多いブレンドになっているそうですよ。苦味のコクの中にも爽やかに感じる柑橘っぽさもあり、とて美味しい1杯でした。
そして店内にはイタリアから輸入しているオリーブオイルや、珈琲雑貨、インスタントコーヒーなども販売されています。こちらも店主さんのこだわりが詰まっているんです。
ザマオーレ
こちらは大人気のザマオーレ! ご存知の方も多いのではないでしょうか。厳選したスペシャリティコーヒー100%と座間市の地下水を使っているそうです。美味しさを追求するために、製造企画の段階で座間市水道局まで出向き相談をしているそうですよ。
今回、無糖タイプを購入。加糖と無糖タイプがあるので好みに応じて選ぶことができます。牛乳や、水、お湯などで割ったり、アイスやかき氷にかけたりしても美味しいそうです。
ザマオーレアイスキャンデー
ザマオーレアイスキャンデーも人気のお品です。私が珈琲を飲んでいる間にも、お子さんがアイスキャンデーを買いに来ていました。
何種類か味のある中で、ザマオーレアイスキャンデーは、カバ印で有名な福岡・柳川の椛島氷菓さんと、コーヒーノートさんのコラボ商品になるそうです。
実はこちらのザマオーレアイスキャンデーは、2016年の熊本震災の際に、店主さんが何かできる事はないかと考え、熊本県阿蘇の牛乳をたっぷりと使ったザマオーレアイスキャンデーを考案され、椛島氷菓さんとのコラボが実現したそうです。当初は1年間限定での販売を考えていたそうですが、人気商品のため販売を継続されているそうです。どこか懐かしさも感じる美味しさです。ちょっとした手土産にも良さそうですね!
DOT COFFEE
こちらも店主さんの強い思いが。DOT COFFEEとは、D(誰もが)O(おいしく)T(作れる)、点字で作り方も書かれているコーヒーなんです。これは、店主さん曰く視聴障害を持ってらっしゃる方もお客さんとしていらっしゃるので、そういう方がお家で簡単に安全に美味しいコーヒーを飲めるようにという思いで作られたそうです。
こちらは売り上げの一部を視覚障害者福祉に役立てていただけるように寄付されるそうですよ。優しさの詰まった珈琲ですね。
店主さんのこだわりが沢山詰まったコーヒーノート。美味しい珈琲をという思いのほかにも、至る所に優しさが溢れているんです。まだまだお伝えしたい事はあるのですが、続きはまたの機会に! 近くへお越しの際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。