【浸けただけ】燃料コックをピカピカにしたのは「超音波洗浄」のおかげです!
超音波洗浄機の可能性を追求しています。
超音波洗浄機は本当に便利で、メガネやネックレスだけでなく、バイク用品にも使えます。今回は、燃料コックを超音波洗浄機で洗ってみましょう。超音波洗浄の威力をぜひ見てください!
・≪超音波洗浄啓蒙活動≫ 今回のターゲットは燃料コック!
こんにちは。≪超音波洗浄の無限の可能性≫を確信して布教活動をしているDIY道楽のテツです。
今日のターゲットは「燃料コック」です!
燃料コックは小さい部品ですが、アルミ、ゴム、プラスチック、スプリング、ネジなど多様な素材でできています。また、汚れも表面だけでなく、内部の砂や泥、水分、ガソリンの劣化による詰まりや動作不良などがあり、掃除が難しい部品です。キャブレター並みに手間がかかる難所です。
そんな時こそ「超音波洗浄」の出番です!
・今回は「放置」がルール!手出し無用です。
べべん!超音波洗浄機の登場です。
超音波洗浄の威力をお見せするために、外部から擦ったり磨いたりする作業は一切行いません。ブラシも使わず、超音波だけで挑戦します。
・超音波洗浄のメカニズムについて
ここで、超音波洗浄のメカニズムを簡単に説明します。
「超音波洗浄機」は、超音波を発生させることで細かな汚れや油分を分解して除去します。水や洗剤を入れ、対象物を浸して超音波を当てて洗浄します。
超音波洗浄の原理は、液体内で発生する微小な気泡が瞬間的に崩壊する「キャビテーション」を利用しています。この気泡の崩壊が生み出すエネルギーが、物体の表面や隙間の汚れを剥がします。
例えるならば、バスタブに小さな爆弾が何千個もあって、それらが一斉に「バン!」と爆発するようなものです。超音波洗浄機は人に聞こえない超音波を使って水中で微小な爆発を起こし、汚れを「叩き落とします」。
・超音波洗浄1回目
今回は「食器洗い洗剤」を使います(意外と強力です)。
燃料コックをそのまま超音波洗浄機に浸け込みます。まずは固着しているホースやキャップを柔らかくするために、温度を高めに設定して15分間スタート!
「ブーン」という音とともに汚れが吹き出します。汚れた洗浄液がどんどん出てきます。15分後、燃料コックは表面が柔らかくなって汚れが落ちやすくなっています。
固着していた燃料ホースも簡単に抜けました。同様にキャップも外れました。コック部分もすんなり分解できました。
フィルターも外して2回目の超音波洗浄を行います。
今回は内部まで超音波が入るので、燃料コック内の通路もかなり綺麗になるはずです。
・超音波洗浄2回目
再びスイッチオンで、汚れが煙のように出てきます。温度60度で30分間洗浄しました。
ここで初めて圧縮エアーとパーツクリーナーでざっと洗います。
排出した洗浄液はこんな状態に。底には大量のゴミが沈殿していました。
・超音波洗浄3回目
再び、60度で30分超音波洗浄。取り出してみると・・・ここまで綺麗になりました。最後に水洗いしましたが、ブラシは使っていません。
コックの刻印部分も綺麗になりました。インナーパーツもすっきり汚れが落ちています。パーツクリーナーを吹き付けると、中の通路も完全に開通しています。
元々固着していたコックの動きも良くなり、大量の汚れが出てきました。燃料フィルターのキャップもご覧の通りです。
組み立ててみると、見違えるほど綺麗になりました。バッチリではないでしょうか!?
・超音波洗浄、マジでおすすめです。
いかがでしたでしょうか?以前は燃料フィルターの汚れや詰まりを解消するのに苦労しましたが、超音波洗浄機のおかげで簡単にできるようになりました。
この記事を読んで、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。超音波洗浄機は本当に便利です。これからも超音波洗浄の啓蒙活動を続けます!
この記事が皆様の参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました!