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実際に経験した海外旅行の怒涛のトラブル4連発〜人の温かさに触れた旅でもあり、今は笑い話にできる旅

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みなさん、こんにちは。旅好きナースのyukaです。今回は海外旅行の旅トラブルについてご紹介します。今となっては笑い話になりますが、その当時は泣きそうになったこと、帰りたくなったこともあります。

海外旅行に興味がある方、海外初心者の方はこの記事を読んでも決して不安にならないでください。『へぇー、そんなこともあるんだ!』と参考程度にしていただければと思います。

<イギリスとベルギー周遊旅でのトラブル勃発祭り>

イギリス3日間+ベルギー3日間の6泊8日の旅行中の出来事です。

イギリス、ロンドンのビッグベン
イギリス、ロンドンのビッグベン

ベルギー、ブリュッセルのグランプラス
ベルギー、ブリュッセルのグランプラス

トラブル① ”ツアーバスに乗り遅れる”

イギリスではロンドンから世界遺産ストーンヘンジに行くツアーを予約していました。女子2人で行ったのですが、2人とも方向音痴ということで、かなり時間に余裕を持ってバス乗り場に向かったものの、その乗り場を見つけられず。

道行く人に聞いてもあっち!こっち!と言われる始末。やっと場所が分かった時にはすでにバスの出発時刻ギリギリ。バス乗り場はずっとウロウロしていた通りの地下にありました。本当にヨーロッパって案内表記が少なすぎ!分かりづらい...(泣)

地下のバス乗り場に降りたものの、そこはターミナルになっていて大量のバスが。窓口でこのツアーバスはどこ?と聞くと、これまたあっち!こっち!と言われ、最終的にはもう出発してるよ、と言われ、どうしよう...と半泣き状態。それを見かねた窓口のスタッフが”ストーンヘンジ行きの他のツアーバスがあるよ”と案内してくれ、ありがたいことに乗せてもらえることに。

英語があまり話せなかったので、バスに乗ったものの、本当に行き先は合っているのか、入場券はもらえるのか、何時にロンドン市内に帰ってくるのか、という不安を抱えつつ、当初の予定より30分遅れてストーンヘンジに到着。

世界遺産、ストーンヘンジ
世界遺産、ストーンヘンジ

到着後、入場券を無料でもらうことができました。(全く違うツアー会社なので本当なら確実に料金が発生していたはず。)到着時間も聞いて安心。なぜかというとその日の午後にロンドン市内でアフタヌーンティーを予約していたからです。間に合いそうで良かった。

そしてそのガイドさんがとても優しくて、ホッとして涙が出そうになりました。そして目の前に広がる青い空とストーンヘンジの絶景。数時間前の不安は一気に吹っ飛び、人の優しさや温かさに触れることができた体験でした。

トラブル② ”イギリス→ベルギーへ向かう鉄道が遅延”

イギリスからベルギーまではユーロスターという鉄道を使って約3時間で行けます。海外の電車はよく遅延すると聞いていますが、そんな心配をよそに定時で出発。あー良かった!と安心したのも束の間、乗って30分後に停車。そこから十分なアナウンスもなく3時間近く全く動きませんでした。

向かいに座っていた欧米人の子供の天使のような笑顔に癒されながら、3時間半遅れでベルギーに到着しました。早口でいまいちはっきり話してくれない英語でのアナウンス。言語が分からないと、状況が分からないので不安しかなかったです。

トラブル③ ”ベルギーの地下鉄に乗ったら逆方向だった”

ベルギーのブリュッセルに着いた頃は夜遅くて真っ暗。初めて行く国はどんな雰囲気か分からないので、暗いだけで不安になります。”とにかく早くホテルに向かおう!” そんな気持ちで、足早に地下鉄に乗りました。

乗ったら、一向に目的の駅に着かない...。あれ?と思ったら、なんと逆方向に乗っていることに気づきました。気づいた時点で降りたのが間違いでした。降りたらそこは知らない駅。ガイドブックの地下鉄路線図を見ると、あまり主要ではなさそうな駅でした。

そこからの時間はとてつもなく長く感じました。戻ろうと逆方向の地下鉄に乗ろうとするも、電光掲示板の表記を見ても全く頭に入ってこない。さっきまでいたイギリスが英語圏だったのに対して、ベルギーの主要言語はオランダ語とフランス語だからです。

そしてホームは線路を歩いて自由に行き来できるスタイル。地下鉄が来ても停まる場所がまるでバラバラ、定位置じゃない...。予測をつけてあれかな?これかな?と停まりそうな場所で待機していても、その手前や奥で停まって出発してしまう。停まった電車に駆け寄るも、20kg近いスーツケースを抱えてダッシュしても間に合いません。

ホームにいたお姉さんに勇気を出して聞くも、教えてくれた地下鉄が合っているか謎。というのは地下鉄のホームは落書きだらけで、黒人ばかりで治安が悪い雰囲気しかなかったからです。

時間を見ると夜の22時になっていました。もうこれは無理だと諦めて、タクシーで向かうことにしました。地上に行くにも階段しかなく、重いスーツケースを抱えて長い階段を上がりました。

トラブル④ ”予約していたはずのホテルがノーブッキング”

地下鉄のホームから地上に上がると、外は大粒の雨。傘を刺す余裕もありません。そしてタクシーを探すも、なかなか流しのタクシーが見当たらない。当時は配車アプリも今ほど流通していなかったので、なんとしてでもタクシーを捕まえるしかありませんでした。

近くにいたおじさんが心配して声をかけてくれ、なんとタクシーを拾ってくれました。本当に感謝。今思えばぼったくられていなかったか謎なところ。でも当時はそんなことを気にする余裕もなく、ただただ早くホテルに着きたい一心でした。

これでやっとホテルに着ける...。安堵の気持ちでいっぱいでした。タクシーに乗ること約30分、ホテルに無事到着。長時間の移動、数々のトラブルを終えて、かなり疲弊した状態でチェックインをしようとしたら、ホテルのスタッフから言われた言葉はなんと、予約がないと。『......!?』

この旅は旅行代理店を通じて飛行機とホテルがセットになっているツアーを申し込んでいました。なので予約がないはずはありません。せっかく辿り着いたのに、なんで???

この時ばかりは本当に泣きそうになりました。ホテルのスタッフにコピーしていたバウチャーを見せながら、事情をつたない英語で説明し、部屋に空きがあるとのことでひとまずその夜は宿泊できることに。

部屋に入ったのは夜23時をとうに過ぎていました。翌日からは観光の予定をしっかり入れていたので、早々に休みました。この日ばかりは本当に疲れてしまって、海外旅行に行くようになってから初めて ”日本に帰りたい...!”と思ってしまうほどでした。

翌日に旅行代理店と連絡が取れ、結果的にホテル側の予約ミスということが判明し、予定通り翌日以降もそのホテルで宿泊できました。翌日からはトラブルなく、平和に旅行をすることができました。

ベルギー、ブルージュ
ベルギー、ブルージュ

こんなにトラブルが立て続けに勃発したのは後にも先にもこれが最初で最後かなと思います。(そうであってほしい...!)

みなさん、いかがだったでしょうか?

海外旅行はトラブルがつきものですが、結論としてなんとかなります!

その時は大変ですが、帰ってきたらそれは笑い話に変わりますし、絶対忘れられない思い出にもなるし、人生のネタにもなります。そうやっていろんなことを経験することで、メンタルは図太くなっていきますし、何かあってもなんとかなるでしょ!と楽観的に物事を考えられるようにもなります。それがいいのか悪いのかは置いといて、海外旅行は自分を成長させてくれるもの。

私はそんな海外旅行が大好きなので、これからもいろんなところを旅したいと思っています。最後まで長文読んでいただき、ありがとうございます。また次の記事で会いましょう。

世界を旅する婦人科Nurse|yuka

海外とホテルLover|渡航歴は22カ国55都市|世界遺産検定2級|MBA愛用|初めての一人旅はスペイン&ポルトガル|サンセバスチャンのラビーニャでもう一度バスチーを食べたい|旅の計画やフライトのリサーチが得意|女子旅にお出かけしたくなるオススメスポットを紹介します。

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