HSPでも乗り切れる!無理のない就職活動とは?【不安解消のコツを紹介します】
こんにちは!精神科医のしょうです。
HSPさんは就職活動や転職など、仕事についての悩みを持つ方が多いようです。
HSPとは繊細で敏感、共感性豊かな人々のこと指し、Highly Sensitive Personの略なんです。HSP気質について知りたい!
内定がなかなか出ずに落ち込んだり、面接官の言葉を気にして傷ついたり、他の方が普段経験するようなことでもHSPさんには大きな刺激になります。
メンタルを回復させるのにも人より多くのエネルギーを使うので、次第に就職活動に疲れて心を病んでしまうこともあるのです。
しかし、HSPさんはとても真面目でこつこつと地道な努力ができる方が多いので、能力を生かして活躍できる職場は必ずあります。
今回の記事では、就職活動や面接についての心構え、うまくいかないときの対処法を説明していきます!
HSPさんが就職活動を不安に感じる理由
自分の長所を見つけるのが難しい
エントリーシートや面接では自己PRを求められますよね。
自己肯定感が低く、なかなか自分に自信を持てないHSPさんは自己分析に頭を悩ませる人も多いでしょう。
自分の長所を見つけて、ポジティブな言葉に変換する作業はHSPさんにとって難しいことなのです。
面接の場でも、自分の長所を伝えることを難しく感じ、上手く発言できないことがあるのではないでしょうか。
繊細で傷つきやすい
就活をしていると沢山の傷つく出来事が起こる可能性があります。
不採用通知や圧迫面接、集団面接でうまく話せず落ち込んでしまうなど、トラウマになりかねない出来事が次々と起こり、メンタルが回復しないまま就職活動を続けているHSPさんもいらっしゃると思います。
誰もが経験する道でもありますが、HSPさんは気持ちを切り替えることが難しく、次の面接でも失敗を恐れてうまくアピール出来なくなってしまうこともあるのです。
過度に緊張しすぎてしまう
普段から色々な刺激に敏感なHSPさんですが、面接会場では特有の雰囲気や面接官の表情に特に敏感に反応して、いつもより緊張してしまいます。
程よく緊張感を持つのは大事なことですが、HSPさんは過度に緊張するあまり、頭が真っ白になってしまうのです。
また、HSPには完璧主義の方が多いので、面接の場でも完璧に答えようとします。
しかし、緊張で頭が真っ白になり用意していた回答が出てこなかったときに、こうした完璧主義の思考は悪い流れを作ってしまう原因になってしまいます。
HSPさんの面接対策と心構え
態度と気持ちを一定に保つ
面接に行くと予想していなかったことを聞かれたり、圧迫面接を受けたり、無茶振りされることもあるかもしれません。
そうした状況に対処できず、上手く言葉が出てこなくて慌ててしまうこともあるでしょう。
オススメしたいのは、何を言われても態度を一定に保つことです。
答えられないことには、はっきりと分かりませんと伝えた上で「これから勉強します」と付け加えると良いでしょう。
動揺や焦りは面接官にも伝わりますし、緊張が加速する原因にもなります。
これから学んでいきます!という前向きな姿勢で挑んで、不安を和らげましょう。
面接官とコミュニケーションを取る
就職の面接だと思うと「しっかり答えないといけない」「アピールしなければいけない」という思考に陥りがちですが、まずは目の前の面接官とコミュニケーションを取ることを意識して面接に挑みましょう。
審査されるという立場で面接に行くのではなく、どのような会社なのか、どんな業務を行うのかを事前に確認できるチャンスだと思うようにしましょう。
働く環境や部署にどんな人がいるのかを聞いておくと、HSPさんが働きやすいかどうかを判断できる必要な材料になり、採用後のイメージもしやすくなりますよ。
事前準備をしっかりしておく
HSPさんは相手の質問や行動の意図をより深く読み取ったり先を予想することが得意なので、面接でもどの点をつっこんで聞かれるのか事前に探すことができると思います。
用意した質問と回答を何度も読み返して、穴がないかチェックすることが大切です。
どのような事前準備や対策をすればいいのか、しっかり考えられるところがHSPさんの強みなので活かしていきましょう。
どうしても就職活動が上手くいかない時は
就職支援サービスを活用する
自分に向いている仕事ややりたい仕事が分からない場合は、就職支援のサービスを受けてみましょう。
友人や親に相談をしても、良い答えが得られなかったりダメ出しをされてしまう可能性があります。
就職支援サービスは就職の相談に乗ってくれるほか、面接対策や自分にぴったりな求人を紹介してくれるので上手に活用してみると良いですよ。
アルバイトから正社員を目指す
就職支援サービスを活用したり周囲に相談しても、今ひとつ受けたい会社や自分のやりたいことが見えてこないときがありますよね。
そんなときは、興味がある分野のアルバイトやパートから入ってみるのもオススメです。
とりあえず働いてみることで雰囲気や仕事内容が掴めますし、社員登用制度がある企業なら正社員を目指すこともできます。
たとえ続かなかったとしても、正社員で入社するよりは割り切ることができるはず。
HSPさんに向いている仕事をアルバイトで見極めるのも一つの手です。
フリーランスで働く道もあり
組織の中で働くことに向いていないと感じたら、フリーランスという選択も視野に入れてみるのも良いでしょう。
自分で計画的に仕事をして生計を立てなければなりませんが、上司の気分や感情に左右されたり同僚との付き合いに頭を悩ませる必要がありません。
体調に合わせて自分のペースで仕事ができますし、集中しやすい環境で作業ができるメリットがあります。
集団の中で働くことが怖いと感じている人は、無理に就活をしなくても良いのです。
フリーランスのほかにも、アルバイトやパートなど自分の生活サイクルに合った働き方を選ぶことも考えてみてくださいね。
まとめ
就職活動は人生を左右する大きな出来事なので、考えすぎてしまうのも無理はありません。
しかし、過度な期待やプレッシャーで心が疲れてしまったときは就職活動を休んでもいいのです。
今は起業やフリーランス、アルバイトなど自由な働き方ができる時代なので、就職活動がうまくいかなくても人生が終わるわけではありません。
HSPさんのメンタルや気持ちを優先するためにも、選択肢や視野を広げて柔軟に考えてみて下さいね。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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