【過少申告での失格で話題】鶴岡果恋プロの暫定球の誤球による失格はどうすれば防げたのか?
4日(火)日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)はヨネックスレディス最終ラウンド17番ホールのスコアを過少申告していたとして、鶴岡果恋選手を失格処分にすると発表した。
鶴岡選手はInstagramにて以下のように本件を説明している。
以下全文引用
故意によるものではなかったみたいではあるが、これは十分に防ぐことができた失格であったと筆者は考えている。
ではどのようにすればこのようなミスは防ぐことができるのか?本記事では2つのポイントを提案したい。今回の件のみならず、読者の皆様のゴルフライフにも役立つ内容であると思うのでぜひ参考にしてほしい。
ポイント1
まず1つ目のポイントは『暫定球を打つ際は、必ずボールの番号を変えて打つ』ということだ。
今回の件に関しては、これさえ行っていれば1球目と暫定球を間違えることはなかったと筆者は考えている。
鶴岡選手及びそのキャディは、ボールに直前に印を付けることで区別しようとしていたみたいだが、マジックで書いた印は案外すぐに消えてしまうものだ。ましてや当日は雨も強かったため、印だけでの区別は避けた方がなお良かっただろう。
また暫定球を打つ際には、一緒にボール番号の宣言まで行うことで、同伴者やキャディがボールを見つけた際にも誤球につながらなくなる。暫定球を打つ際は「暫定球」との宣言がないと、それがインプレーの確定球になってしまうが、球の番号などを伝えないことでの罰則は特にない。同じ番号のボールを打つことに対しても罰則はない。しかし今回のようなことを防ぐためにも、やはり暫定球は番号を変えた上で、ボールの番号の宣言まで行うことが望ましいだろう。
ポイント2
続いて2つ目のポイントは『フォアキャディの言うことを丸呑みにしない』ということだ。
今回の件に関してもJLPGAの発表が出た当初は「フォアキャディが暫定球を1球目と、誤って情報を伝えてしまったのではないか」などとSNS上では情報が錯綜していた。(鶴岡選手の説明によるとフォアキャディの伝令ミスによることが原因ではなかったようだ。)
しかし実際のところフォアキャディの伝達ミスによる誤球はよく起こりうることだ。筆者もフォアキャディの経験があるが、全てのショットを完璧に目で追うということは人間には不可能であると感じている。
またフォアキャディは競技委員ではないため、ゴルフというスポーツにおいて審判権は一切ないのだ。
あくまでもフォアキャディからもらった情報は参考として、本当にそれが何球目の球なのかは自分の目で番号を見て確かめるべきだろう。
まとめ
鶴岡選手は今大会では良いプレーが目立ち、第2ラウンドではトーナメントレコードの「62」をマークしていただけに、今回の失格は本人にとってもファンにとっても非常に残念なことであったであろう。
今後同じようなことが起こらないように、選手及びキャディの皆様には、改めて注意の徹底を願いたいばかりだ。
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