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リーグワン1部・第2節・私的ベストフィフティーン【ラグビー雑記帳】

向風見也ラグビーライター
ブラックラムズの攻めに変化をつけるペレナラ(写真提供=JRLO)

 国内リーグワン1部の第2節は12月28日から2日間あり、6試合中3試合で前年度の順位で下位だった側が勝っている。

リコーブラックラムズ東京 33―32 東京サントリーサンゴリアス

浦安D-Rocks 19―62 静岡ブルーレヴズ

埼玉パナソニックワイルドナイツ 26―24 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

トヨタヴェルブリッツ 17―21 三重ホンダヒート

東芝ブレイブルーパス東京 61―8 三菱重工相模原ダイナボアーズ

コベルコ神戸スティーラーズ 36―18 横浜キヤノンイーグルス

 特に昇格2年目の三重ホンダヒートが、老舗のトヨタヴェルブリッツを21―17で撃破。開幕2連勝を決めた。

 前年度レギュラーシーズン首位の埼玉パナソニックワイルドナイツを率いるロビー・ディーンズヘッドコーチは、クボタスピアーズ船橋・東京ベイに26―24と辛勝した後に述べた。

「今季はよりいいシーズンになる。このリーグにおいて、『下位チーム』というものはないのだと思います」

1,クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)…途中出場からタックルまたタックル。ラストワンプレーでは鋭い飛び出しをペナルティーキック獲得につなげる。

2,坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)…80分フル出場でハードに身体を当てた。

3,フェインガ・ファカイ(三重ホンダヒート)…インパクトプレーヤーとしてスクラム、突進で存在感。

4,ジョシュ・グッドヒュー(リコーブラックラムズ東京)…タックル。接点で球をもぎ取るプレー。

5,ブロディ・レタリック(コベルコ神戸スティーラーズ) …ファーストプレーでの好タックルを皮切りに、ロー、チョークと様々な防御でイーグルスのリズムを鈍らせた。前半終了間際には自陣ゴール前で走者を羽交い絞め。

6,ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)…終盤まで強烈なビッグタックルを貫き、ジャッカルも繰り出した。

7,ヴィリー・ポトヒエッター(コベルコ神戸スティーラーズ)…再三のジャッカル。自身ふたつめのターンオーバーがチームのトライのきっかけにもなった。

8,リアム・ギル(リコーブラックラムズ東京)…キックチャージ。ルーズボールへの反応、カバー防御。終盤のジャッカル。

9,TJペレナラ(リコーブラックラムズ東京)…接点からの持ち出し、防御の死角を射抜くロングパスで攻めに変化をつける。

10,中尾隼太(三重ホンダヒート)…果敢なタックルとバックスペースをえぐるキック。

11,松永貫汰(コベルコ神戸スティーラーズ)…自陣の深い位置から相手のジェシー・クリエルを振り切りトライ。

12,ヴィリアミ・タヒトゥア(静岡ブルーレヴズ)…縦突進、果敢なセービング、バッキングアップ。

13,ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)…ビッグゲイン、向こうの流れを寸断する接点への絡み、ラストワンプレーでのラッシュアップとカウンターラック。

14,ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)…ゲインラインを切り裂く加速力。相手キックのカバーや味方とスライドしながらの防御も光った。

15,アイザック・ルーカス(リコーブラックラムズ東京)…自陣の深い位置からチェイサーを振り切ってのビッグゲイン。キックチェイス、バッキングアップ、チャンスメイク。

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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