『週刊文春』編集長の新谷学氏よ、安藤美姫選手へのアンケート問題で謝罪する相手が違う
前の記事で『週刊文春』の「安藤美姫選手の出産を支持しますか?」というアンケートに対して怒りの声を挙げましたが、さきほど問題のアンケートページが謝罪ページに差し替えられました。
安藤美姫選手出産アンケートについて | お知らせ - 週刊文春WEB(2013年7月5日)
アンケートページがどんな内容だったのかは以下の魚拓でご確認ください。
(cache) 緊急アンケート!安藤美姫選手の出産を支持しますか? | お知らせ - 週刊文春WEB(2013年7月5日)
さて、この問題に対して週刊文春が謝罪するのは当たり前ですが、ボクはその内容に対してもう1度、怒りの声を挙げさせて貰います。
引っかかったのはこちらの文章。
週刊文春よ、謝罪する相手が違う。
まず謝らなければいけないのは、安藤美姫さんとその子どもに対してです。
「出産を批判しているような印象をあたえてしまいました」などと誤魔化すような書き方をしていますが、お前らは批判したんですよ、出産を。あの「安藤美姫選手の出産を支持しますか?」というアンケートで。
「そのつもりはなかった」と言い訳するかもしれませんが、「出産を支持しますか?」と問いかけた時点でおわってるんです。この問いは言い換えれば「安藤美姫さんの子どもが産まれてきて良かったですか?」と聞いてるようなものなんですよ。どれだけ失礼なことか分かってますか?
だから「アンケートに関して不快な思いを抱かれたすべての方」なんてどうでもいい。「ご回答をいただいた皆様」はもっとどうでもいい。まず謝るべき相手はこの世に産まれてきた子どもとその子を産んだ母親に対してです。
ボクらは不快に思っても、こうして怒りの声を挙げることができる。けれども安藤美姫さんは話題になるのを恐れて反論できず一方的に傷つけられるだけですし、なにより産まれてきた子がこんなアンケートが実施されたことがあると将来知ったとき、どれだけその心が傷つくか。そのことを人の親として考えたことがあるのか。
ボクは週刊文春に勤める人間すべてと、編集長の新谷学氏にそう問いたい。