10/1は衣替え!制服のお手入れに差が出るテクニックを洗濯のプロが解説!【月に一度の洗濯習慣を】
4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。10月1日は衣替えです。お子さんの制服、もう準備はできていますか?制服は普段のお洋服と違い、着用頻度が高いため汚れやすいのが特徴です。特に夏服から冬服への衣替えでは、しっかり汗を落とすケアが欠かせません。
実は制服はご自宅で簡単に洗うことができます。今回は、衣替え前の洗濯と、月に一度の洗濯のススメについて解説します。
なぜ衣替え前の洗濯が重要なの?
1. 汚れが蓄積する前に対処できる
制服は毎日着るため、襟や袖口などの皮脂汚れが目立ちます。これを放置すると、黄ばみやシミが定着し、取れにくい黒ずみになってしまいます。
衣替えのタイミングで、蓄積した汗・皮脂汚れをリセットしましょう。
2. 汗ジミ・皮脂汚れを防ぐ
特に夏場に着用していた制服には、汗や皮脂が大量に染み込んでいます。そのまま保管してしまうと、次のシーズンに出したときに黄ばみやニオイが気になることも…。衣替え前にしっかり洗うことで、来シーズンも清潔な状態で制服を着ることができます。
自宅でできる制服の洗濯方法
1. まずは洗濯表示を確認
制服には洗濯表示がついています。ウールやポリエステルなど、素材によって洗い方が異なるため、必ず洗濯表示を確認してから洗濯を始めましょう。
大半の学生服は自宅での洗濯が可能ですが、デリケートな素材は手洗いやクリーニングがおすすめです。
2. 部分洗いで頑固な汚れを予防
襟や袖口など、汚れやすい部分は部分洗いをしてから洗濯機に入れると効果的です。汚れがひどい場合は、中性洗剤を使ってブラシで軽くたたき洗いをするとよいでしょう。
3. 洗濯機で洗うときはデリケートコースを選ぶ
制服を洗濯機で洗う場合は、デリケートコースなど、優しく洗える設定を選びましょう。また、洗濯ネットを使うことで、摩擦によるダメージを軽減し、型崩れを防ぐことができます。
1枚の洗濯ネットに入れるのは制服も1枚だけ、畳んでボタン等を閉めてから入れましょう。ブレザーやズボンを小さく畳みすぎるとシワになるので、大きめに畳みましょう。
4. 乾燥は陰干しで丁寧に
制服は素材によっては、乾燥機にかけると縮んだり型崩れすることがあります。直射日光を避け、風通しの良い場所で陰干しするのがベストです。しっかりとシワを伸ばしながら干すことで、次のシーズンもスッキリとした仕上がりになります。
月に一度の洗濯習慣をつけよう!
衣替えだけではなく、月に一度の定期的な洗濯を習慣にすると、制服の清潔さを保つことができます。特に汗や皮脂汚れは蓄積しやすいので、定期的にリセットすることが大切です。
ブレザーなど中々洗えないものは、洗濯だけではなく、スチームアイロンをあてて消臭・殺菌ケアするのもおすすめです。
消臭スプレーの多用に注意
制服が臭う時、必ず原因となる汚れが付着しています。この”汚れそのもの”を消臭スプレーで洗い流すことはできません。むしろ、臭いが気になった時に洗っていたらリセット出来た汚れが、蓄積されたまま、衣類が不衛生になってしまいます。
制服は、定期的なケアが重要です。衣替え前にしっかりと洗濯し、月に一度の定期的な洗濯習慣を取り入れることで、清潔な状態を保ちましょう。
高価な制服を大切に扱うことで、綺麗に長持ちし、お子さんの学校生活をより快適にサポートできます。洗濯機で簡単に洗えるので、この秋からぜひ取り入れてみてください。