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率は低いが存在感示す代表遊撃手 先制2ランで19歳右腕を援護<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
この日先制弾を含む2安打のオ・ジファン(写真:LGツインズ)

4日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

LGツインズ-ハンファイーグルス(チャムシル)は5-0でLGが勝利。LGの先発、昨年のドラ1で19歳のイ・ミンホ投手が7回89球を投げて、被安打2、死球1、無失点と好投しました。イ・ミンホ投手はハンファの走塁ミス、2本の併殺打もあって、すべてのイニングを3人で終えています。

LG打線は2回裏に5番オ・ジファン選手の5号2ランで先制。4回にも3点を挙げてイ・ミンホ投手を援護しました。イ・ミンホ投手は4勝目(5敗)。LGは連敗を3でストップです。

決勝打を放ったオ・ジファン選手は打率2割4分と規定打席到達者の中で、下から5番目の50位ですが、勝負強さと安定感が増した守備が評価され、東京オリンピックでの韓国代表入りを決めています。

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◆「下位2チームで1対1のトレード」

KIAタイガースとハンファが3日に1対1のトレードを発表。KIAからペク・ヨンファン捕手、ハンファからカン・ギョンハク内野手がそれぞれ移籍しました。

◆「ハンファ、助っ人打者を放出」

ハンファは4日、リオン・ヒーリー内野手を韓国野球委員会(KBO)にウエーバー公示申請したと発表しました。ヒーリー選手は67試合に出場、打率2割5分7厘、本塁打7本、打点37という成績でした。ハンファは代替の外国人打者の獲得を予定しているとのことです。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

この日トゥサンベアーズは2軍戦がありませんでした。次回は6日のSSGランダーズ戦です。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇7月4日(日)の結果

・LG 5 - 0 ハンファ(チャムシル)

 勝:イ ミンホ

 敗:ユン デギョン

・SSG 4 - 6 ロッテ(インチョン)

 勝:キム ジンウク

 敗:ソ ジンヨン

・KT 12 - 3 キウム(スウォン)

 勝:イ チャンジェ

 敗:キム ソンミン

・KIA 7 - 3 トゥサン(クァンジュ)

 勝:キム ユシン

 敗:キム ミンギュ

・NC 0 - 5 サムスン(チャンウォン)

 勝:イ スンヒョン

 敗:シン ミンヒョク

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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