【横浜市】横浜発あんまり混まないGWを求めて・追浜編 山の上コーヒー&ベイスターズ&ポテチパン&餃子
人生で初めての遠足を覚えていますか?あのときは大冒険に感じたけれど、改めて思い出すと、ごく近場だったりして。大船編・小田原編に続いて、「あんまり混まないGW(ゴールデンウィーク)を求めて」。横須賀市の追浜を訪ねます。
京急に乗り、特急なら横浜駅から20分ほど。連休でなくても、普段の休日に十分に出かけられる距離。しかし筆者は想像していなかった、追浜の旅がこれほど盛り沢山なものになるとは…。
・横須賀コロッケを片手に駅前をぶらり
・山の上のコーヒー・ツキコヤで、洋風ランチとアフタヌーンを
・横須賀スタジアムでベイスターズ観戦!どこまでも甘いポテチパン
・餃子と北京料理で満腹!
横須賀コロッケを片手に駅前をぶらり
追浜駅東口を出て南に向かう商店街。GW中はお休みの店舗も多くありましたが、昔ながらの海沿いの街といった風情があり、早くも旅気分に。土地が平らで歩きやすい。
ここで出会ったのが、横須賀コロッケの「マルシン追浜店」です。昭和43(1968)年創業のコロッケ・惣菜屋さん。ほかに衣笠・北久里浜など、横須賀市内を中心にお店があります。
「あとは自宅で揚げるだけ」の惣菜も多数!ハムフライ、うずらフライ、ロースカツ、アジフライ、イカフライ、エビフライ…フライ天国だ!!コロッケの揚げ方は、お店のホームページでも写真付きで解説されています。
店頭で買う、揚げたてのコロッケ!
中身はトロトロで、甘めの惣菜の味付け。ザクザクの衣とトロトロの中身のコントラストを楽しむ。通学路にあったら毎日買ってしまう!日曜定休。
山の上のコーヒー・ツキコヤで、洋風ランチとアフタヌーンを
今回、事前に調べて予約したのが「TSUKIKOYA(ツキコヤ) 山の上店」。コーヒーの自家焙煎をしており、金・土・日・祝日限定でランチやカフェ、ディナー営業をしています。駅前の夏島貝塚通りから、夏島小学校の手前を右折して坂を上っていきます。
古くは茶室だった建物を、綺麗にリノベーションして使っています。急に北鎌倉に来たかのような雰囲気。
ランチメニューは「季節のランチプレート」「ビーフシチュー」「チキンドリア」「タコライス」などから選び、スープ・サラダ・ドリンク付き。写真は「ビーフシチュー」、赤ワインの深みが感じられる優しい味付けでした。
デザートも付けることができ、レアチーズケーキをコーヒーとともにいただきます。コーヒーはブラジル豆の深煎りドリップ。
この日のコーヒーのラインナップはデカフェ、シーズンブレンド2種、ブラジル、ドミニカ。シーズンブレンドのコロンビアは、発酵過程でココナッツを加えてフレーバーが作り出された「インフューズド」豆。華やかなココナッツの香りと、コーヒーの酸味が特徴の浅煎りです。
高台にあり、落ち着いた空間。スマホから離れて、デジタルデトックスをしたくなるようなお店です。
お店の近くからはこの眺望。横浜中華街にコーヒー豆を販売するショップもあり、コーヒーのテイクアウトもできます。コーヒーにはいろいろな香りや味があることを発見できる、専門店です。
横須賀スタジアムでベイスターズ観戦!どこまでも甘いポテチパン
ツキコヤから坂を下ること3分。追浜公園内にあるのが「横須賀スタジアム」です。昭和24(1949)年に「横須賀市営追浜球場」としてオープン、1997年に改築して「横須賀スタジアム」となりました。現在、横浜DeNAベイスターズの二軍本拠地となっています。
この日は埼玉西武ライオンズとの試合開催日。大人1200円、子供500円でファーム戦(二軍チームの試合)が見られます。写真は試合開始2時間前、入場券購入のための列がすごい!(全席自由席)
そしてここで見つけた「北原製パン」。駅近くのパン屋さんで、駅前ぶらりをしたときにはお店のシャッターが閉まっていました。試合がある日は、横須賀スタジアムに出店しているとのこと。
名物は、その名も「ポテチパン」!パンの間にポテトチップスがぎっしりと挟んである。ほかハムカツ、コロッケ、ヤキソバパンなども販売していました。
ポテチパンはものすごく甘い。ポテトチップスに砂糖がからめられており、さらに辛子も入って、これ以上ないほどのジャンキーな味わい。辛子は、「タマゴサンドの端っこにたくさん辛子が残っていた!」といった調子で入っています。
スタジアムは観客席とグラウンドの距離が近く、見やすく感じます。
試合終了後のファンサービスも豪華。土曜日のこの日は「写真撮影会」があり、試合後の選手が出てきて、サインや写真撮影に応じていました。
追浜公園には、選手寮の「青星寮(せいせいりょう)」・「屋内練習場」・「屋外練習場」がある「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA(ドック オブ ベイスターズ ヨコスカ)」も併設。この日は屋外練習場が開放され、自由にキャッチボールなどして過ごすことができました。横浜スタジアムと同じ人工芝が使用されています。
餃子と北京料理で満腹!
追浜駅方面に戻って、夕方に立ち寄ったのは「前門飯店(ぜんもんはんてん)」。北京出身の店主による中国料理のお店です。
はい、焼き餃子!醤油はつけずにラー油で食べる、との案内。一人前6個で、写真は二人前。
ニラがたっぷりで濃い味付け。たしかにこれだけで何もつけなくても、十分におかずになります。お店のホームページではオンライン販売もされています。
焼き餃子がおいしかったので、水餃子も食べたくなった。水餃子は「ニラ」または「ホイシャン」から選びます。…「ホイシャン」って何だ?どうやら、ハーブのフェンネル(ウイキョウ)のことらしい。
一口食べてびっくり、こんなにフェンネルがつまっている!ハーブ好き万歳!
他ではなかなか食べられない味なのではないでしょうか。海外の料理では、パクチーやディル、オレガノ、ローズマリーなどのハーブが上手に効いているものに出会うことがありますが、こちらは本格的な中国料理と思えるフェンネル遣いでした。
「北京焼豆腐」。揚げたての豆腐が使われているとのことで、香ばしくなった豆腐の外周が美味。甘めでコクがある醤油の味で、箸が止まらない、ビールが止まらない。
気付けば日没。晴天の下、食べ歩きをしスペシャルティコーヒーをいただき野球観戦をし中国料理をいただき…。二泊三日の旅行をしたかのような充実感とともに、帰路につきました。
<店舗・施設情報>
◆横須賀コロッケ 追浜店
住所:横須賀市追浜町3-5
アクセス:追浜駅東口から徒歩3分
横須賀コロッケのマルシン ホームページ
◆TSUKIKOYA 山の上店
住所:横須賀市浦郷町3-51。横浜中華街店は横浜市中区山下町106にある
アクセス:追浜駅東口から徒歩15分(坂多し)。車の場合は、駐車場について事前にお店に確認を。金・土・日・祝日のみの営業で、事前予約がおすすめ。
TSUKIKOYA ホームページ、Instagram
◆横須賀スタジアム
住所:横須賀市夏島町2-2
アクセス:追浜駅から深浦経由田浦駅行きバス「Lウィング前」下車、徒歩2分。または追浜駅から徒歩15分
横須賀スタジアム(横浜DeNAベイスターズホームページ)
◆北原製パン所
住所:横須賀市追浜本町1-3
アクセス:追浜駅東口から徒歩2分。日曜定休。
北原製パン所(横須賀市ホームページ)
◆前門飯店
住所:横須賀市追浜本町1-27-4
アクセス:追浜駅東口から徒歩2分
前門飯店 ホームページ